松本紀保、“奇跡の後”描くサリバン役の舞台に「人間ドラマ見て」。妹、松たか子アカデミー賞歌唱は「スマホで見てました」

引用元:スポーツ報知
松本紀保、“奇跡の後”描くサリバン役の舞台に「人間ドラマ見て」。妹、松たか子アカデミー賞歌唱は「スマホで見てました」

 女優の松本紀保(48)が12日、東京・新宿サンモールスタジオで演劇ユニット・アブラクサス公演「タブーなき世界 そのつくり方」(16日まで)開幕前に取材に応じた。

 目と耳に障害を持ったヘレン・ケラー(羽杏)と彼女を教育し、自立に導いたアン・サリバン(松本)との50年間に渡る交流を描くもの。2人の物語は“奇跡の人”などで有名だが、今作では奇跡の後にあった知られざる奇跡が描かれていく。

 松本は「ほとんど天涯孤独だったサリバン自身、最初から立派な人物だった訳ではない。生きていくことに必死だったと思う」と役の原点を解釈し、その後のサリバン像をつくったという。ヘレン役の羽杏はアサノ倭雅で名義で今作の脚本、演出を担当。「日本でいえば明治、大正時代の話。そのころにタブー関係なく生きようとした姿が伝えられれば」。

 劇中ではヘレンの家族にも触れられる。松本は「2人に強い絆があったのはもちろんですが、感動だけでない人間ドラマを見て欲しい」と強調する。11日は松たか子(42)が米ロスで開催された第92回アカデミー賞授賞式で「アナと雪の女王」の主題歌を歌唱。世界9か国のエルサ役が集合し、日本人として初めて歌を披露した。松本は稽古の合間に「スマホで見てました」と妹の晴れ姿をチェックしていたことも明かした。 報知新聞社