引用元：中日スポーツ
歌手の小柳ルミ子（67）が11日、自身のブログで野村克也さんとの思い出などを記した。
小柳は野村さんの訃報に接し「奥さまの沙知代さんが亡くなられた寂しさが 死期を早めたような気がする」とした。
「お二人が生前のころ『ルミ子ちゃん、うちの人があなたのこと大好きで、一度一緒に食事してあげて。それにお願いしたい話もあるし』と声をかけていただき 克也さん、沙知代さんと3人で食事をさせていただいたことがある。割烹（かっぽう）料理だったか…終始笑顔で召し上がる克也さんがとてもかわいらしく 少年のように思えた」とエピソードを紹介。
続けて「『私たちの知り合いの会社で、講演をやってくれないかしら。歌やら、ダンスのこと、美しく生きること…話してほしいのよ』。娘を見るような優しい目で私を見る克也さん。断るはずもない。ありがたいお話だった。だが、残念ながらかなうことなく沙知代さんも克也さんも亡くなられてしまった」と悔しそうにつづった。
「克也さんの名言は心に響いた。【人間の成長なくして、技術の進歩なし】【勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし】～負けには必ず原因があると。キャッチャーと言うポジションだからか物事を的確に捉え、分析する。とても勉強になった。克也さん語録を聞くのが好きだった」と振り返る。
「世間では怖い方…と言うイメージがあるが 私は、人間味のあるかわいらしい方としか思えない。ご夫婦と食事を頂きながら夢のあるお話をさせていただけたことは私の宝物です」とも。「野村克也さん、お空でまた、愛する沙知代さんとお会いできましたね。謹んでお悔やみ申し上げます。安らかに」と結んだ。
