昨年10月にアルバム『CARRY LOOSE』をリリースして以降、ライヴやイベント出演などを重ねながら、着々と実力を磨いているCARRY LOOSE。最新シングル「にんげん」に収録されている2曲を通じて、彼女たちが見付けた独自の表現とは？
求められているものはそれではないと分かってきた──昨年10月にアルバムをリリースして活動が本格的に始まりましたけど、どのようなことを感じています？
パン：ツアーを回ったり、たくさんのイベントにも出演させていただく中で、“CARRY LOOSEとは？”というものが少しずつ見えてきた気がします。
──見えてきたものとは？
パン：ひと言で言うと“エモ”です。“カッコ良い”“激しい”とかのほうが、側から見ると盛り上がっていてすごそうじゃないですか。私たちの曲調は激しくはないので、そういうものとは違うという悩みがあったんです。でも、CARRY LOOSEに求められているものは、それではないというのが分かってきました。私たちの表現するべきものは“エモ”とか“やさしいオーラ”みたいなことなのかなと思うようになっています。
──その点は他のみなさんも共通した感覚ですか？
YUiNA：そうですね。ライヴを重ねるごとにCARRY LOOSEと配達員（ファンの呼称）のみんなが作る空間が、まさに“やさしい世界”になっていますので。聴いてくれる人に寄り添うというのが、グループとしてひとつの目標なのかなと思っています。
ウル：歌詞をきれいに歌って、聴いてくれる人にちゃんと伝えるというのがCARRY LOOSEだと思います。そういうところを極めていって、気持ちを動かせるものを届けていきたいです。
ユメカ：1stアルバムには13曲が入っていて、振り付けも自分たちでしたんですけど、実際にライヴでやってみると、お客さんと一緒に楽しみにくい部分もあって修正したんです。お客さんのことを考えたパフォーマンスも大事にしていきたいですね。
──CARRY LOOSEの中でのそれぞれの役割みたいなものは見えてきていますか？
パン：ユメカちゃんは、確実に太陽のような存在ですね。
ユメカ：嬉しい！ 元気だけが取り柄なので。“声、大きいね”ってよく言われます。でも、この前BiSHのセントチヒロ・チッチさんに、“こんな女が同じグループにいたら、私は絶対に辞めます”ってインタビューで言われました（笑）。
YUiNA：そうなの？
ユメカ：うん（笑）。BiSHのアイナ・ジ・エンドさんは、“元気でいいね”って言ってくれましたけど。
YUiNA：WACK（所属事務所）のグループのメンバーの中で、ユメカちゃんは珍しいタイプなんだと思います（笑）。
──（笑）。ウルウ・ルさんは、ご自身の役割として考えていることは？
ウル：何でしょうね？ 私は“カッコ良い”って見られるようになりたいっていうのはあります。あと、作詞もどんどんやっていきたいです。
──YUiNAさんの役割は？
ユメカ：癒し！
パン：マスコットキャラクター！
YUiNA：ありがとう。“今日、元気ないのかな？”とか、メンバーの変化に気付けるようになりたいっていうのは思っています。
ユメカ：すでに聞き上手ですよ。
ウル：私が趣味の話を延々としても、ちゃんと聞いてくれますからね。YUiNAちゃんは聞いていても楽しくないと思うんですけど。
YUiNA：楽しいですよ（笑）。“メンバーに興味を持とう”って思っているというか、自然と興味が沸きますからね。
──パンさんの役割は？
ユメカ：神々しい！ 最近、読み方を覚えたんですよ。今まで“かみがみしい”って読んでいて。でも、パンちゃんが教えてくれました。ね？
パン：はい（笑）。
YUiNA：パンちゃんはいろんな面でパワーがありますからね。歌声もそうですし、負けず嫌いで、一番を目指すところもカッコ良いです。
ユメカ：パンちゃん、ほんと神々しいんですよ！ 集合場所に立っているのを見たりすると、“かわいいー！”ってほんと思いますから！ ステージでの写真の顔も“私、こんな顔できない！”っていうくらいきれい！
パン：そのテンションの高さ、なんなの（笑）。私なんて全然ですよ。中学の時は行事とかで、しゃしゃり出る系だったんですけど。
YUiNA：そうなの⁉
パン：うん。でも、高校で燃え尽きてしまって…。もう戻れないんで、今から頑張りたいです（笑）。
【CARRY LOOSE インタビュー】私たちの表現するべきものは“エモ”とか“やさしいオーラ”みたいなこと
引用元：OKMusic
