10周年のセカオワに友人・古市憲寿氏が思いつづる「器用に流行と歩んでいるように見えて、実は不器用だよね」

引用元:スポーツ報知
10周年のセカオワに友人・古市憲寿氏が思いつづる「器用に流行と歩んでいるように見えて、実は不器用だよね」

 社会学者で作家の古市憲寿氏(35)が10日、自身のインスタグラムを更新し、交流のある男女4人組バンド「SEKAI NO OWARI」との5ショット写真をアップし、デビュー10周年を祝福した。

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 古市氏は「初めて会った日のことを覚えている?」の書き出しから、「あれはもう今はない雑誌での対談だった。2013年6月29日。僕から、どうしてもとお願いして引き受けてもらった」と初対面が古市氏からのオファーだったと明かし、「なんだか君たちは同じ時代を生きているのに、少し未来にいるような気がしたから。自然体で飾らない人たちだと思った。後から聞いたら、かなり警戒されていたらしいけれど。たくさん夢を語っていたのが印象的だった。しかもそのほとんどは、それから数年のうちに叶えてしまったよね」と振り返った。

 そして「僕が初めてセカオワの曲をダウンロードしたのは、2010年4月7日。なんて弱々しくて、綺麗な歌なんだろうと思った。今、調べたらきちんとリリース日に買ってるんだね。偉いでしょ」と、ちゃめっ気たっぷりに記し、「知り合ってからは、何度もライブにいったし、ホームパーティーにも招いてもらったし、そういえばさ、山奥までキャンプに行ったりもしたね。思い出すと、君たちとの日々は、僕にとって青春そのもののような気がする」と、交流の様子をつづった。

 「デビュー10周年、おめでとう。だけど正直なところ、これまでの10年よりも、君たちのこれからの10年に興味がある。というか、ちょっと心配なんだよ」とし、「器用に流行と共に歩んでいるように見えて、実は君たちはとても不器用だよね。もっとうまくやればいいのにと思う時がないわけでもない」と心配の思いも。「だけど結局、それがSEKAI NO OWARIの個性であり、作家性なんだよね。嘘が下手で、正直すぎる。だからこそ、経験から紡がれた作品群には説得力があって、それはきっと時代を越えていく」とつづった。

 最後には「2020年、2030年、2040年、2050年。10年だけではなく、20、30年とその活動を見届けたいと思っています。できれば、君たちのすぐそばで。これからもよろしくね。あらためて、おめでとう。じゃあまた近々」と愛情たっぷりのメッセージを送った。

 この投稿には「素敵な関係」「優しいコメント」「愛がいっぱいで、私も胸がいっぱいになりました」「セカオワのファンとしてお願いします。ずっとずっと守ってあげてね」など、古市氏への感謝のコメントのほか、「テレビでの歯に衣着せぬ発言が好きでファンになりましたが、こういう優しく温かいメッセージを送る古市さんも好きです」「古市さんが本を書いてる事は知ってたけど、まだ読んだ事がなくて…でも、このセカオワへのメッセージを読んで、古市さんの本を読んでみたくなりました」と、古市氏に興味を持ったセカオワ・ファンの声も寄せられていた。 報知新聞社