ブラピ、ホアキン…待望のオスカー受賞に感動のスピーチ!

引用元:TOKYO HEADLINE WEB
ブラピ、ホアキン…待望のオスカー受賞に感動のスピーチ!

 アメリカ映画界最大の祭典、第92回アカデミー賞授賞式が日本時間10日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて行われ、外国語映画では初の作品賞に輝いた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』をはじめ、ブラッド・ピットの俳優部門初受賞、ホアキン・フェニックスの主演男優賞初受賞など、注目すべき受賞が相次いだ。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で助演男優賞を受賞し、俳優部門での初めてオスカーを獲得したブラッド・ピット(プロデューサーとして第86回アカデミー賞作品賞を受賞)は共演のレオナルド・ディカプリオとハグした後、壇上に上がり「本当にすごいことです」と感激をあらわに。「クエンティン・タランティーノは唯一無二のユニークな監督です。あなたがいなかったら映画界は違うものになったでしょう。人の一番いいところを引き出す監督です、最悪を想定しながらね。そしてレオ、君の後ろを歩いていて本当に幸せでした」と、念願の受賞に喜び、仲間や家族に感謝。

 そしてこちらも念願の初受賞となった、主演男優賞受賞(『ジョーカー』)のホアキン・フェニックスは「他の候補者より自分が優れているとは思っていません。映画に対する愛情をみんなが持っています。映画は最高の表現方法です。とくに私が素晴らしいと思うのは、映画は、声なき者のために声をあげることができる機会でもあるということ。我々はジェンダーや人種差別、自然環境といった多くの問題に直面しているし、しばしば自己中心的になりがちです。僕も、一緒に仕事しづらい人間だったときがありました。でも我々はきっと、変化のためのシステムを開発し、すべての生命にとってよい環境を作っていくことができると思っています」と話し、最後に「17歳のとき、私の兄がこう書き残しました。“互いに、愛情と平和の心をもって人を助けましょう”と」と、亡きリバーのメッセージで熱いスピーチを締めくくり、会場から大きな拍手を贈られた。
 
 授賞式の様子はWOWOWプライムにて10日夜21時より字幕付き放送。