【第92回アカデミー賞】助演女優賞はNetflix映画『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーン

引用元:Movie Walker
【第92回アカデミー賞】助演女優賞はNetflix映画『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーン

現地時間2月9日(日本時間10日)にハリウッドのドルビー・シアターで開催された第92回アカデミー賞授賞式。助演女優賞は、Netflixオリジナル映画『マリッジ・ストーリー』(19)で敏腕離婚弁護士役を演じたローラ・ダーンに輝き、ローラが初のオスカー像を手にした。

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『マリッジ・ストーリー』は、『イカとクジラ』(05)『フランシス・ハ』(12)などで映画ファンから支持を集めるノア・バームバック監督による人間ドラマ。結婚生活に苦悩を抱える夫婦が離婚へと向かっていく姿を辛辣ながらも温かい視点で描きだす。スカーレット・ヨハンソンが妻のニコール役、アダム・ドライバーが夫チャーリー役を演じ、ローラはニコールの弁護を担当する、パワフルな女性を存在感たっぷりに演じた。

ローラ・ダーンは、1967年生まれ、米国カリフォルニア州出身の52歳。父は俳優のブルース・ダーン、母は女優のダイアン・ラッド。母親の出演作『白熱』(73)で映画デビューを果たし、『マスク』(84)で第11回ロサンゼルス映画批評家協会賞ニュー・ジェネレーション賞を受賞した。鬼才デヴィッド・リンチ監督の『ブルーベルベット』(86)、続く『ワイルド・アット・ハート』(90)も注目を集め、母親と共演した『ランブリング・ローズ』(91)で、第64回アカデミー賞主演女優賞にノミネートを果たした。本作では、第77回ゴールデン・グローブ賞助演女優賞も受賞している。(Movie Walker・文/成田 おり枝)