2020年はカズ・ヒロ氏に注目。アカデミー賞の歴代日本人ノミニーたちを振り返り

引用元:ELLE ONLINE
2020年はカズ・ヒロ氏に注目。アカデミー賞の歴代日本人ノミニーたちを振り返り

現地時間2月9日(日)に迫った第92回アカデミー賞。受賞者発表を前に、歴代の日本人ノミニーたちを厳選しておさらい。

【写真】第92回アカデミー賞ノミネーション全リスト 2020年はカズ・ヒロ氏に注目。アカデミー賞の歴代日本人ノミニーたちを振り返り Photo: Getty Images

カズ・ヒロ/メイクアップアーティスト(2006年、2007年、2018年、2020年)

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で、2018年度アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞に3度目のノミネート&初受賞。2019年3月に米国の市民権を取得し、本名の辻和弘から、カズ・ヒロに改名。今年『スキャンダル』で、実在のキャスター扮するシャーリーズ・セロンらを変身させ、またもノミネートを果たした。 2020年はカズ・ヒロ氏に注目。アカデミー賞の歴代日本人ノミニーたちを振り返り Photo: Getty Images

是枝裕和/監督(2019年)

『万引き家族』が高く評価され、第71回カンヌ国際映画祭では最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和監督は、2019年の第91回アカデミー賞で外国語映画賞ノミネーションを達成。 2020年はカズ・ヒロ氏に注目。アカデミー賞の歴代日本人ノミニーたちを振り返り Photo: Getty Images

黒澤明/監督 (1952年、1972年、1976年、1986年)

巨匠中の巨匠にして、日本人初のアカデミー賞受賞者である“世界のクロサワ”。1952年、『羅生門』で名誉賞(現在の外国語映画賞にあたる)を受賞。自身の名はもちろんのこと、今作で用いられた「ひとつの事象を複数の視点から描く方法」は“ラショーモン・スタイル”“ラショーモン・アプローチ”として国際的に知られるようになった。監督はこのほか、『どですかでん』(1972)、『デルス・ウザーラ』(1976)、『乱』(1986)などでノミネートや受賞を複数回果たしている。 2020年はカズ・ヒロ氏に注目。アカデミー賞の歴代日本人ノミニーたちを振り返り Photo: Getty Images

市川昆/監督(1958年)

日本映画の黄金期を牽引した名監督は、1958年に『ビルマの竪琴』で外国語映画賞にノミネート。ちなみに今作は、1985年にも市川監督の手により再び映画化されている。 2020年はカズ・ヒロ氏に注目。アカデミー賞の歴代日本人ノミニーたちを振り返り Photo: Getty Images

渡辺謙/俳優(2004年)

日本を代表する俳優、渡辺謙。トム・クルーズと共演した『ラスト・サムライ』が賞賛され、2004年の助演男優賞にノミネート。残念ながら受賞は逃したが、これを機に『バットマン ビギンズ』(2005)、『SAYURI』(2005)、『硫黄島からの手紙』(2006)、『GODZILLA ゴジラ』(2014)などにも次々と出演、国際的に名を馳せる。