鈴木杏樹不倫騒動「相棒」に飛び火も…テレ朝と東映が真っ青

鈴木杏樹不倫騒動「相棒」に飛び火も…テレ朝と東映が真っ青

 発売中の「週刊文春」が報じた鈴木杏樹(50)と俳優・喜多村緑郎(51)の不倫疑惑。当初は休憩約4000円の“ラブホ不倫”に対し、「芸能人らしからぬ庶民的な逢瀬で思わず笑ってしまった」(芸能界に詳しいライターの松庭直氏)と寛容な声が多かった。

「もともと、芸能人の不倫や浮気に本気で怒っている人は少ないと思います。多くの人は自分の生活に追われて忙しいですからね。今回は50歳を過ぎた中年同士の不倫ですし、お相手の喜多村さんが、さほど有名ではない。半年もすれば、みんなどうでもよくなるでしょう」(芸能評論家の佐々木博之氏)

 ただ、6日にそれぞれが謝罪コメントを出したあたりから少しずつ雲行きが怪しくなりだした。鈴木が「今年に入って、お相手から独り身になるつもりでいるというお話があり、お付き合いを意識するようになりました」と喜多村との経緯について説明したためだ。

「鈴木さんは『心からおわび』と言いながら、言い訳がましく聞こえてしまいます。確かに喜多村さんが離婚をほのめかしたのは事実かもしれませんが、不倫は不倫。シンプルに謝罪だけで終わらせておけばよかったのに、鈴木さんが自分の保身に走ったことで炎上につながりました」(前出の松庭直氏)

 鈴木はパーソナリティーを務める「鈴木杏樹のいってらっしゃい」(ニッポン放送)を降板。実は今回の不倫騒動で最も気を揉んでいるのは、人気ドラマ「相棒」のスタッフとテレビ朝日、そして東映だという。

■「劇場版Ⅴ」の行方は…

 鈴木は水谷豊(67)が扮する杉下右京の勧めで2012年から小料理屋「花の里」の2代目女将に就任。以降は「相棒」ワールドで欠かせない存在感を放ってきた。

 昨年の「season17」で番組を“卒業”したものの、問題となりそうなのが映画の「劇場版」だ。鈴木は14年公開の「劇場版Ⅲ」と17年公開の「劇場版Ⅳ」に出演。これから「劇場版Ⅴ」の準備が始まるというが、鈴木の処遇をめぐり「相棒」そのものが存続の危機に立たされる恐れもあるという。

「生真面目な水谷さんは男女関係のだらしなさを嫌うことで有名です。なので、鈴木さんの『劇場版Ⅴ』の出演は消えたと思う。恐ろしいのは、これが水谷さんのモチベーション低下につながる可能性があることです。これまでも『平均で15%を割ったらドラマをやめる』とスタッフに漏らしてきましたが、今クールは15%の“大台”を割ることが増えています。さらに今、水谷さんはご自身が監督を務める映画製作に情熱を燃やしていて、67歳という年齢を考えても、そちらに全力を傾けたいのが本音でしょう。今回の不倫騒動で水谷さんの心がポキッと折れてしまわないか心配です」(ある制作スタッフ)

 ドラマはもちろん、劇場版も興収20億~40億円を稼ぐドル箱。テレ朝と劇場版を配給する東映は“ラブホ不倫”を笑えないはずだ。