初監督の原田美枝子は撮影する側に立ってびっくりすることだらけ　認知症の母の日常を短編映画に

　ドキュメンタリー短編映画「女優　原田ヒサ子」（3月28日公開）の上映会が7日、東京都内で行われ、初監督した女優原田美枝子（61）が舞台あいさつした。

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　「私、女優をやってるの」などと話し始めた認知症の母原田ヒサ子さん（90）の日常と見守る家族の姿を、原田が24分の作品にまとめた。次女で女優の石橋静河（25）ら3人の子どもたちも協力した。

　原田は「入院した母が突然、『私、女優をやってるの』と言ったことが映画を撮るきっかけになりました。母の気持ちを表に出して、母の人生をかたちにしたかった」と話した。初めて撮影する側に立ったが「マイクの位置とか、私は何も知らなくてびっくりしました」と笑った。