永瀬正敏、17年越しのラブコール応えた映画公開に感無量

引用元:スポーツ報知
永瀬正敏、17年越しのラブコール応えた映画公開に感無量

 俳優の永瀬正敏(53)が8日、都内で主演映画「ファンシー」(廣田正興監督、公開中)の公開記念イベントに共演の窪田正孝(31)、小西桜子(21)らと出席した。

 一日中サングラスをかけた郵便配達員(永瀬)、浮き世離れしたポエム作家・ペンギン(窪田)、ペンギンの熱狂的ファンである少女(小西)の奇妙な三角関係を描いた物語。長編監督デビュー作となる廣田監督からラブコールを受け、出演を決めた永瀬は「17年くらい前から『いつか出てください』と言われていて、約束を守れて良かった。監督が諦めなかったのが、すごい」とねぎらった。

 永瀬や窪田から長編監督デビューを祝福された廣田監督は「言葉では表現できない初めての気持ちがあります。キャラクターが濃ければ、濃いほど面白いと思っている。自分が見たい映画を撮ることができた」と感慨深げ。永瀬は「廣田監督は自分が撮りたいことに対して、ぶれない。そこはさすが。この映画を育てて、監督が2作目、3作目を作れるように応援してください」と観客に呼びかけた。

 窪田は「現実なのか、ファンタジーなのか、そこの線引きが面白い」と作品の魅力をアピール。今作が映画デビュー作となる小西は「緊張しました。こんな日が来るとは思わなかった。すごい光景だな。窪田さんはフランクに話しかけてくれて、緊張をほぐしてくれて、永瀬さんも優しくて、最初の映画がお二人と一緒で良かった」と先輩俳優の気遣いに感謝した。 報知新聞社