山崎賢人『ヲタ恋』で音楽の新しい楽しみ方を知る

山崎賢人『ヲタ恋』で音楽の新しい楽しみ方を知る

 俳優の山崎賢人が7日、都内で行われた映画『ヲタクに恋は難しい』初日舞台あいさつに出席。劇中で山崎は歌やダンスを披露しているが、作品を通じて「音楽の楽しみ方が変わった」と得るものが多い現場だったことを明かした。イベントには高畑充希、菜々緒、斎藤工、福田雄一監督も出席した。

『ヲタクに恋は難しい』予告映像

 本作はイラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載され、2018年にはアニメ化もされたウェブコミックを『銀魂』シリーズなどの福田監督が実写映画化した作品。隠れ腐女子のOL・桃瀬成海(高畑)と、イケメンながら重度のゲームヲタクである二藤宏嵩(山崎)という不器用な男女の恋を描く。 最初のあいさつで「僕のミュージカルデビューの作品になりました」と茶目っ気たっぷりに語った山崎。この言葉通り、劇中では歌やダンスを華麗に披露しているが「いままで音楽といえば歌うか聴くかという楽しみ方だったのですが、この作品を経験して、踊りながら楽しむという選択肢が増えました」と楽しそうに述べる。 一方の高畑も隠れ腐女子というこれまで経験したことがない役にチャレンジしたことで「男性二人を見ると、自然と“攻め”とか“受け”を考えるようになりました」と告白。さらに18禁のボーイズラブ漫画を読んだというと「結構すごい。かなりのエンターテインメントです」と照れ笑い。本編には使用されなかったようだが、山崎と賀来賢人の“ダブル賢人”がサイリウムを使って戯れるシーンでも「どっちが受けで攻めなんだろう」と思いを巡らすこともあったという。 また「メンバーのなかで一番ヲタク気質なのは?」という問いに、山崎は斎藤を指名。「工さんは映画に関する思いが強いので、ヲタク気質があるのかなと思った」と理由を説明すると、「一番本音を隠していそうな人」という質問にも、山崎は斎藤を指さす。「充希ちゃんも菜々緒さんも思っていることをバシバシ言いますよね。工さんも話が上手で、面白い話もたくさんしてくれるのですが、でも心のなかには熱いものを持っているんじゃないのかなと思って……」と語ると、菜々緒も「感情の起伏がないというか、常に穏やかすぎて、なにか裏があるのではと思ってしまう」と追随する。そんな評価に斎藤は「帰り道とか痰とか吐いて、めちゃくちゃ悪いですよ」と冗談を言い、会場を笑わせていた。 イベント後半には山崎と高畑、斎藤と菜々緒がそれぞれチームを組んでジェスチャーゲームに挑戦。山崎は最初のお題である「バーのマスター」で、劇中、マスターを演じるムロツヨシの真似を必死にするも、高畑は「布施明さん!」と回答を間違え、山崎が頭をかくシーンも見られた。(磯部正和)映画『ヲタクに恋は難しい』は全国公開中