小池知事、新型コロナ拡大で補正予算を編成「より強力な対策講じる」

引用元:スポーツ報知
小池知事、新型コロナ拡大で補正予算を編成「より強力な対策講じる」

 小池百合子都知事が7日、都庁で定例会見を行い、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、補正予算を編成する考えを明らかにした。

 小池氏は、横浜・大黒ふ頭に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」の乗客から同日新たに41人の感染が確認されたことなどに触れ、「事態は苦しいと言わざるを得ない。よりスピーディーに、強力な対策を講じていく」と述べた。補正予算は、「感染防止対策の強化、経済面の打撃を最小限に抑えるための取り組み」が中心という。新型コロナウイルスによる訪日観光客の減少や、サプライチェーン(部品供給網)などへの影響拡大へ対応するもので、「こういった時はセーフティーネットをきちんと設けていくことが必要」と話した。

 政府が、新型コロナウイルスに感染した恐れのある人が乗船した、香港発のクルーズ船「ウエステルダム号」の日本入国を拒否する方針を示したことについては「一つの水際対策の考え方を、明確に示されたものだと考えている」と述べた。また、7日時点で今月17日に1隻、3月に2隻のクルーズ船が東京港に入港予定であることに触れ、「今月入港する船は、内閣府の方から感染症に関する特段の問題はないと聞いている。3月の入港予定の船は今回の事態を受け、予定されていた香港寄港を取りやめている」と話した。 報知新聞社