ささいなすれ違いが大きな隣人トラブルに…「ミセス・ノイズィ」5月全国公開

引用元:映画ナタリー
ささいなすれ違いが大きな隣人トラブルに…「ミセス・ノイズィ」5月全国公開

第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品された「ミセス・ノイズィ」が、5月に東京・TOHOシネマズ 日比谷、新宿武蔵野館ほか全国で公開されることが決まった。

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本作ではささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやインターネットを巻き込んだ大事件へ発展していくさまが描かれる。隣人・若田美和子による騒音や嫌がらせを小説のネタにする吉岡真紀役でドラマ「べしゃり暮らし」の篠原ゆき子が出演。美和子には「どうしようもない恋の唄」の大高洋子が扮した。共演には長尾卓磨、新津ちせ、宮崎太一、米本来輝、洞口依子、和田雅成、田中要次、風祭ゆきの名が並ぶ。監督と脚本を担当したのは「フィガロの告白」で知られる天野千尋だ。

このたびキャストからコメントが到着。篠原は「本作のオファーをいただいた直後、美和子役である大高さんと道で偶然お会いするというミラクルが!『キャ~篠原さ~ん!』とガシッとハグしてくれた時の大高さんの圧倒的パワー、この映画は絶対に魅力的になると確信しました」と当時を振り返る。大高は「私より一日クランクアップの早かった篠原さんの最後の撮影シーンで、彼女が夕闇の坂道をかけ降りていく姿をみて、泣けてきたのを思い出します」と回想した。そのほかのコメントは下記の通り。

■ 篠原ゆき子 コメント
この映画は「最強災難隣人」と闘う話です。
本作のオファーをいただいた直後、美和子役である大高さんと道で偶然お会いするというミラクルが!「キャ~篠原さ~ん!」とガシッとハグしてくれた時の大高さんの圧倒的パワー、この映画は絶対に魅力的になると確信しました。そして、私が演じた真紀は、猪突猛進、ガシガシがむしゃらな天野監督の姿そのものだと思いました。と思ったら、観賞後の私の家族曰く、真紀は私そのものだそうです…そうか…笑
兎に角、みんなでがむしゃらに作ったので宜しくお願いします。

■ 大高洋子 コメント
初めて「ミセス・ノイズィ」の台本を読んだときに、心が震えたのを今でも思い出します。
私より一日クランクアップの早かった篠原さんの最後の撮影シーンで、彼女が夕闇の坂道をかけ降りていく姿をみて、泣けてきたのを思い出します。
みんな生きてるなぁ。
また明日一歩前に進もう、大事な人と。
この作品が、そんなチカラになったらうれしいです。

■ 長尾卓磨 コメント
帰るところ。
家か、土地か、あるいは人であるか。国か。
果たして帰るところなぞそもそも必要あるのか。
実際あるのか。
でも、きちんと帰るところがあるから安心して遠くへ行ける。
ということもあるかもしれない。
今回の撮影現場の、「渦中の家」に帰るのは毎度けっこうな楽しみでありました。
こわいものみたさに近い悦びを感じて。
この映画を観た方の帰り路が、往路とは少しでもちがう景色に見えていたら、とてもうれしく思います。

■ 新津ちせ コメント
菜子役を演じました、新津ちせです。
「ミセス・ノイズィ」の撮影はとても楽しかったです!
菜子は、自分の気持ちに素直に行動しようとする女の子です。でも、普段なら「やっちゃダメだよ」と言われてしまうようなことを菜子がやるシーンがあって、すごくドキドキしたのですが、天野監督が「思いっきりやっていいよ!」と言ってくださったので、めいっぱいやることができました。この映画を、ぜひ、たくさんの方に見てほしいです!

■ 宮崎太一 コメント
この作品の台本を 初めて読んだ時の衝撃と感動を今でもはっきりと覚えています。この映画に参加できて 本当に幸せです。
いよいよ公開されます。ドキドキです。監督 スタッフ キャスト この映画 公開に協力して下さった人達に感謝します。
皆さんの心に届きますように。

■ 天野千尋 コメント
私たちの身の周りで、「争い」は絶えません。
友人や家族との身近なケンカから、国と国の戦争まで、あらゆる争いはどうして起きてしまうのか?と考え始めたことが、この映画の構想の始まりでした。
争いの果てにはおおよそ悲劇が待っている。それなのに、私たちはそれをやめられない。
スクリーンの中で起こるアイロニックな狂想曲を、ぜひ自分に重ねながら、体感して頂きたいです。

(c)「ミセス・ノイズィ」製作委員会