紅ゆずる、宝塚退団後の初公演　在団中の楽曲も熱唱

昨年10月に宝塚歌劇団を退団した元星組トップ紅（くれない）ゆずる（37）が6日、地元の大阪・梅田芸術劇場で、退団後初コンサート「紅－ing!!」の初日を迎えた。

【写真】宝塚星組の紅ゆずる、退団記者会見を開く

構成・演出は劇団演出家の藤井大介氏。紅は「今までの紅ゆずるから、これからの紅ゆずるまで」と言い、冒頭は男役時代さながらの華やかなスーツ姿で登場。今公演のオリジナル曲から、18年の台湾公演ショー「キラー　ルージュ」や、新人公演に初主演し、トップ本拠お披露目でも演じた「スカーレット・ピンパーネル」などのスライドにあわせ、在団中の思い出の楽曲も熱唱した。

大阪出身で、達者なトークでも人気だった紅は「松竹エンタテインメントに入ったんですけど、『え？　松竹？　吉本（興業）ちゃうの？』って聞かれるんです。松竹ですっ！　（演芸、お笑いの）松竹芸能ちゃうよ！　松竹エンタテインメントで、女優（になるの）です」。キレのあるトークも健在だった。

さらに、自身の“おっかけ”設定の客席案内係「紅（べに）子」も登場。客席との掛け合いもおなじみ、あうんの呼吸で「ゆずるちゃんが進む道について行く。女優のゆずるちゃんも応援する」。紅子の宣言に応じるように、紅がドレス姿で現れ拍手を浴びていた。

同劇場での公演は9日まで。東京国際フォーラムでは13～15日に上演される。