NHK幹部、大河降板の沢尻エリカ容疑者への損害賠償は「まだお答えできる段階ではない」

引用元:スポーツ報知

 NHKの上田良一会長(70)の定例会見が5日、東京・渋谷の同局で開かれた。

 麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、降板した沢尻エリカ容疑者(33)に代わって川口春奈(24)を代役として撮り直しが始まった大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(20年1月19日スタート、日曜・後8時)について、上田会長は「収録が進んでいる中でのこの事態は大変遺憾であると申し上げるしかない状況です。確かな演技力がある川口春菜さんには、戦国武将の妻として演じていただけると思っています。時間がない中で大変だとは思いますが、期待に応えていただきたい。現場もぎりぎりまで視聴者の期待に沿うようにしていただきたい」と期待を寄せた。

【写真】代役の川口春奈

 一方で沢尻容疑者への損害賠償については、同席した山内昌彦編成局計画管理部長は「まずは番組対応を進めている段階。まだ、お答えできる段階ではないというのがお答えできる全てです」と答えた。

 また、放送開始が2週遅れになったことでの放送回数に変更について、山内氏は「全体の状況を見ながら(回数などは)確定していく形だと思います」とだけ答えた。

  川口が演じるのは、主役の明智光秀(長谷川博己)の幼なじみで、後に織田信長(染谷将太)の正室となる斎藤道三(本木雅弘)の娘・帰蝶(濃姫)。時代劇は初挑戦のため、先週までは所作指導を受け、撮影に向けて準備をしていた。2日にはリハーサルで共演者と顔を合わせ。この日朝早くに同局入りし、夜遅くまで撮影を行った。関係者によると、共演者は温かく迎えたといい、「雰囲気も良く、順調に撮影が進んでいると聞いています」(関係者)としている。

 「麒麟がくる」は6月にクランクイン。既に10話程度まで撮影を済ませていた。今後、川口で“撮り直し”を行っていく。NHKは当初1月5日としていた初回放送を、同19日に変更した。

報知新聞社