「アライブ」希少がんの女性患者/第5話あらすじ

引用元:日刊スポーツ
「アライブ」希少がんの女性患者/第5話あらすじ

女優松下奈緒(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜午後10時)の第5話が6日、放送される。

松下が演じるのは、横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医のオンコロ先生こと恩田心。事故に遭って意識不明になった夫・匠(中村俊介=44)は、関東医大中央病院で3カ月も闘ったが死亡。1人息子の蓮(桑名愛斗=8)を育てながら、関東医大中央病院から移籍してきた消化器外科医の梶山薫(木村佳乃=43)とがん診療のバディを組んで日々、奮闘している。

心の上司の腫瘍内科部長の阿久津晃を演じる木下ほうか(56)は「このドラマで描かれている話は関係者にとっては“あるある”なんですね。本物の医師に『こんな先生いる』と思っていただいたり、患者さんやご家族の『そんなことある』という声をいただきます。これは演者によって一番ありがたいことです。もちろん、フィクションですから現実とは違う表現もありますが、我々はその中でもリアリティーを追求しているのでうれしいですね」。

阿久津のキャラクターについては「このドラマで“にぎやかし”と言えば、藤井(隆)君が演じている(腫瘍内科医の)光野です。阿久津は光野と心たちシリアス勢の中間に位置していると思っています。第4話では珍しく阿久津がシリアスなことを言ったりしていましたが、どちらかと言うと緊張を緩和させることの方が多いので、お得な役だと思っています(笑い)。わりと薄くて柔らか目だけど、意外と情熱家なんだと思います。特に内に秘めた熱意を意識して演じています」と話している。

第5話では、心(松下)は上司の阿久津(木下)のアドバイスできちんと忌引休暇を取る。義父の京太郎(北大路欣也)、漣(桑名)たち家族と、匠(中村)を亡くした悲しみを共有することが出来た。

腫瘍内科の勤務に戻った心に、ジャーナリストの関河隆一(三浦翔平)が接触してくる。心は、腫瘍内科の取材と聞いて引き受けたのだったが、関河が実際に知りたかったのは関東医科大学付属中央病院で薫(木村)が起こしたとされる医療過誤問題だった。しかし、心に思い当たる節はなく、取材の件を薫に話して「関河には気をつけるように」と話す。そんな心と薫の会話を全身がんの患者の高坂民代(高畑淳子)が聞いていた。

そんな折、心が新たに担当したのは長尾春香(遊井亮子)という女性患者。春香は、はっきりとした治療期間を知りたいと訴える。心は、患っている粘液型脂肪肉腫は希少がんの1つで全般的に抗がん剤が効きにくく、使用できる薬は副作用が強いので入院も必要になりそうだと説明する。しかし、春香は仕事があるので入院は無理だとかたくなだ。

一方、関河は関東医大中央病院の消化外科医の須藤進(田辺誠一)にも取材を敢行。時を同じくして、心たちの病院でも、薫が何か問題を起こして病院を移ったらしいとうわさが広がっていった。