ロイヤルファミリーも犠牲。英国アカデミー賞授賞式でレベル・ウィルソンが際どいジョークを連発

引用元:ELLE ONLINE
ロイヤルファミリーも犠牲。英国アカデミー賞授賞式でレベル・ウィルソンが際どいジョークを連発

監督賞のプレゼンターとして舞台に登場したレベル・ウィルソン。会場のロイヤル・アルバート・ホールに立てたことに喜びを伝えようとしたレベルは開口一番「ロイヤル・アンドルー、いや、ロイヤル・ハリー、いや、えーっと、このロイヤルパレス的な場所に立てたことは大きな名誉です」。ウィリアム王子とキャサリン妃が出席する中、王室を離脱したヘンリー王子、そして性犯罪者との関係が原因で公務を引退したアンドルー王子を笑いのねたに。

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さらにレベルは残念そうに「今バックステージで今回、BAFTAはゲストへのギフトバックを配るのをやめたって聞きました。その代わりにリサイクル素材でできた財布にギフトカードを入れたギフティングウォレットを贈ることにしたそうです。実は私のヴァギナもギフティングウォレットって呼ばれているんです。アフターパーティで最優秀得点賞をもらうのは私かもね」。ちなみにギフティングウォレットには来るものは拒まない女子という意味も……。

BAFTAがサステナビリティを意識してギフトウォレットを導入したのは事実。同時にドレスコードも環境を配慮したものにしてほしいとゲストにリクエストしている。レベル曰く「今着ているものは2枚のドレスを使って作りました。1枚はミス・オーストラリアに選ばれなかったときのもの。黒いのはこの前『キャッツ』っていう映画のお葬式に行ったときのものです」。出演映画『キャッツ』がアメリカでヒットせず、死亡状態なことを自虐ジョークに。

「みなさんがこの議論を知っているかわからないけれど、今年のノミネーションには欠けてるものがあります。ネコが全然ノミネートされていない。監督賞という”キャット”ゴリーなのにネコがノミネートされていない。ショックです!」。ネコ(Feline)を女性(Female)をかけて監督賞の候補が男性に占められたことを批判しつつ、仮面の形をしたトロフィーを顔に当てたレベル。「でもこのトロフィーが持てるならいいかもしれないですね。新型コロナウィルスを防ぐのにぴったりだから」。

最後にレベルはプレゼンターとしての役目を果たすべく、監督賞にノミネートされた男性監督5人の名前を挙げた。「このカテゴリーにノミネートされた他と比べようのない素晴らしい才能の持ち主たちを見ていると、私には彼らのやっていることはできないと思います。正直言って、私にはタマ(ball。度胸という意味もあるけれど……)がないから」。

王子と妃がいる前で下ネタを連発、ロイヤルファミリーから自分の作品、多様性の欠落まで3分半でねたにし尽くしたレベル。本人はないと言っているけれど、少なくとも度胸の方のballはある!