五木ひろし新曲発売「五輪イヤーに音頭ものを」

引用元:日刊スポーツ
五木ひろし新曲発売「五輪イヤーに音頭ものを」

歌手五木ひろし(71)と坂本冬美(52)が4日、大阪・新歌舞伎座で、5日発売の五木の新曲「春夏秋冬・夢祭り」と、博多座公演「五木ひろし 特別公演 坂本冬美 特別出演」(5月4~28日)の取材会を行った。

五木にとって、85年の「科学万博音頭」以来の音頭もの。「オリンピックイヤーで、成功に向けて華やかに音頭ものをリリースしました」と語った。

王道の演歌調から叙情曲、またはポップ調、ジャズまで、多様な楽曲を歌ってきた五木。今作の音頭リリースに至った経緯について「世の中はダンスミュージックがはやっていて、勝負するには音頭かなと。日本人の心ですから」と説明した。

新型コロナウイルスによる肺炎の流行に「お客さんもほとんどマスクしてる。早く終息するよう願っています」とも話した。

博多座では、現在、新歌舞伎座で上演中の「沓掛時次郎(くつかけときじろう)」と、五木と坂本がデュエットなどを披露する「ふたりのビッグショー」が上演される。

「沓掛時次郎」は博徒の「時次郎」が恨みのない博徒を殺してしまい、その妻「おきぬ」と子どもを守るために堅気になろうとする物語。

坂本は今作で、52歳で初めて妊婦役に挑戦。「九州では53歳になってます」と話した。

坂本が三味線を弾くシーンに、五木は「博多座ではさらにうまくなっているはず」と言うと、坂本は「今の言葉はプレッシャーです」と苦笑いだった。