miletが紹介「一人で海を見ながら聴きたい曲」 BUMP OF CHICKENの楽曲は…

引用元:J-WAVE NEWS
miletが紹介「一人で海を見ながら聴きたい曲」 BUMP OF CHICKENの楽曲は…

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR’S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。1月30日(木)のオンエアでは、木曜担当のmiletが登場。「一人で海を見ながら聴きたい曲」をテーマに語った。

今回このテーマを選んだのは、2月19日(水)にリリースする新作EP『Prover / Tell me』の表題曲『Prover』が、海をテーマの1つにしているからなのだとか。

BUMP OF CHICKEN『ベル』

milet:この曲はすごく、海で聴いたな、一人海。都内で暮らしていると海に行くといっても、電車で行くのも遠いんですよ。茅ヶ崎とか湘南とか、なんだかんだ遠くて、行きも帰りも電車が長くて「海に行きたい」というときは、ただでさえ寂しい気持ちだったりすることが多いのに、一人の時間も寂しいんだけど、そんなときに電車のなかでよく聴いていました。私はBUMP OF CHICKENはリアルタイムでアルバムを聴いていたというよりは、何枚もリリースされたあとに、最初のほうからアルバムを追いかけて聴いていったタイプの人間なんです。そんなときに『ベル』を聴いて「おお……私の歌だ」って思っちゃった(笑)。優しい歌声で、今の藤原基央さんの歌い方とちょっと違うところもいいですよね。少し粗さが残っているけど、乱れた気持ちにはその粗さが、近くにいる感じがするんです。

ここでmiletは視聴者に「どんなときに海に行きたくなりますか?」と問いかけた。

milet:私は元気なときというよりは、ちょっとへこんだり、自分を不甲斐なく感じるとき、会いたい人に会えなくなっちゃったときとか、そんなときに行く。なにを求めて行くわけでもないのにね。私は海に行くと「ああ、なんで人間に生まれてきたんだろう」って思うんですよ。自然の一部になって生きていけたらいいのになって思うんだけど、そのときに音楽を聴くと「この音楽を作ったのは人間だな」って思うじゃない? いろいろな経験や、もの感じてアートに投影できるのは人間だからだなって思うんですよ。この不甲斐ない感情も、なにかを作り出すエネルギーになるなら「ありだな」と思って。「それだけで生きる意味になる」というのを海に行って再確認をして、またとぼとぼと帰るわけです(笑)。海は自分がなにをするべきかを再確認できる場所な気がするな。