ボーダーラインを挟んだ攻防戦 勝負を制するのは技術、知略、若さ、圧力のどれだ/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
ボーダーラインを挟んだ攻防戦 勝負を制するのは技術、知略、若さ、圧力のどれだ/麻雀・Mリーグ

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、2月4日1回戦に出場する4選手を発表した。男性のみの顔合わせとなったが、4人それぞれ特徴豊かな打ち手。セミファイナル進出のボーダーラインを挟んだ戦いにもなり、おもしろい勝負となりそうだ。

【中継映像】園田・勝又・松本・瀬戸熊の顔合わせ

 「魔法の鳴き」と称される高い技術を誇る赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)。今期は長く低迷し、体調まで崩す日々が続いたが、ようやく勝利を手にしてひと息ついた。度重なる不運からも抜け出せば、本来の姿が大事な終盤に戻ってくる。

 「軍師」の名のもとに、確固たる麻雀理論で戦うのがEX風林火山・勝又健志(連盟)。解説を務める際にも、四者四様の状況を的確に伝えることから、視聴者を驚かせ続けている。どんな相手にも合わせられるタイプだけに、どこで勝負をかけるかもファンとしても見どころだ。

 男性選手の中では最年少の渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)だが、厳しい2シーズン目を迎えていたものの、ようやく光が差してきた。チームはマイナスポイントを抱えているが、上位6チームに入るか否かのキーパーソンになっている。松本の浮沈が、まさにチームの浮沈に直結する。

 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)の特徴と言えば圧力だ。「クマクマタイム(KKT)」と呼ばれる親番の連荘は、周囲には脅威。リーチ、リーチで周囲を押さえ込み、悠々とツモアガリを繰り返すパターンに入れば、その試合は瀬戸熊のものだ。

【2月4日1回戦】

赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人29位 ▲252.9
EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人12位 +0.2
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人27位 ▲203.5
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人6位 +139.4

【2月3日終了時点での成績】

1位 セガサミーフェニックス +353.1(70/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +99.9(70/90)
3位 TEAM雷電 +53.9(68/90)
4位 U-NEXT Pirates +37.9(70/90)
5位 渋谷ABEMAS ▲16.1(68/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲93.1(70/90)
7位 EX風林火山 ▲141.9(68/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲293.7(68/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。