オール阪神・巨人がコンビ結成４５周年記念公演会見　復活のロンブーにオール巨人「コンビ愛を感じる」

　漫才コンビ「オール阪神・巨人」が４日、芸能生活４５周年を迎え、大阪市内で会見した。

　上方漫才大賞４度受賞、昨春には紫綬褒章を受章するなど、関西を代表する漫才コンビ。オール巨人（６８）が「４５年はやりませんて言うてたけど、会社がやれというので」とぼやけば、オール阪神（６２）は「私は４０周年の時に家のローンがあるからやってくれと頼み、５年たったら終わってるやろうと思ってたけどまだあるので、これから５０周年目指して話します」と笑わせた。

　９日に富山県・富山県民会館からスタートし、全国６か所を回り、１２月に大阪・なんばグランド花月でフィナーレを飾る予定。漫才、歌謡ショー、吉本新喜劇などで構成を考えており、オール巨人は「漫才がメインです。劇場用にネタを置いてて、テレビではやりません。一番得意なネタを見てもらいたいし、リクエスト漫才もやりたい。あと、新曲も出ます。紅白歌合戦を狙ってます！」と２０１６年のヒット曲「男の子守唄」の続編に意欲を見せた。また、今回はオール阪神とのデュエットも収録される。

　コンビ結成４５周年を迎え、仲の悪い時期も乗り越えてきた二人。お笑いコンビ「ロンドンブーツ１号２号」が、コンビで復活したことについて、オール巨人は「ロンブーの場合はコンビ愛を感じますよね。宮迫君はそのうち帰ってきたらいいのかなと思いますが、阪神くんはユーチューブとか全然見ないんですけど、僕はみんな見てるんです。私は最初からああいう形ではなしに、軽く入ってきた方が良かったんちゃうかなという気がしますけどね。わからんね」と、慎重に言葉を選んだ。オール阪神も「亮にはまた釣り行こかとメールします」と話した。Ｍ―１グランプリ優勝のミルクボーイについてもオール巨人は「昔のしゃべり漫才の形。コントに押されているかなという所にミルクボーイ、アインシュタインが良くなってきている。すごくうれしい」と若手の活躍を喜んだ。

　オール阪神は昨年軽い脳梗塞が発覚し入院。さらにメニエール病で左の耳が聞こえない状態だが、４５周年ツアーに向け「芸人は舞台で倒れるのが一番や」とやる気十分。オール巨人も「体はボロボロ。でもパワーや間が合っている元気なうちに見てもらいたい」とアピールした。 報知新聞社