若者をとりこにするヒットメーカーの創作の秘密に迫った。
撮影現場に隠された、若者の心を引きつけるヒット作を生み出す方法とは。
累計発行部数900万部を超える大人気コミックを実写化した、映画「ヲタクに恋は難しい」。
“隠れ腐女子”と“ゲームヲタク”の不器用な恋愛模様をミュージカルタッチで描く。
中でも今回注目したのは、福田雄一監督(51)。
制作に携わる中、福田監督は、日本におけるヲタクのあり方の変化を感じ取ったという。
福田監督「ヲタクというのが、いわゆるマイノリティーだと思われている節がある。実は僕らが知らないだけで、すごくマジョリティーなところを握っているんじゃないかという気がする。今、女子高生たちがラインとかで使っている言葉って、いわゆるヲタク発信だったりするんじゃないか」
これまで、「勇者ヨシヒコ」シリーズや、「銀魂」シリーズ、「今日から俺は!!」などのヒット作を手がけてきた福田監督。
作品に共通するのは、若者に支持されているということ。
一般的に、ものに執着せず、少し冷めているといわれる“さとり世代”。
こうした若者をどのようにして、とりこにさせるのか。
そのヒントは、撮影現場にあった。
福田監督「僕は自然体で作ることが一番いいものだと思っている。役者さんが素で笑っているところを何のこだわりもなく使ってしまうようなところが、若者たちにひょっとしたらウケているのかもしれないと思う」
福田作品に垣間見える自然体な姿。
これが、冷めた世代が「楽しそう」と共感するポイントになっているという。
福田監督「単純に仲間になりたい意識ってあるんじゃないですかね。あっち(現場)が楽しそうなものを共有したいんじゃないかなって感じがする。(現場が)見てて楽しそうにやってるなというところが、楽しく見えるんじゃないかなと思う」 Live News α
「ヲタクは実はマジョリティー」“若者にささる”映画ヒットの秘訣
引用元：FNN.jpプライムオンライン
