川崎麻世とカイヤついに離婚、結婚から30年“闘争”30秒で閉廷

川崎麻世とカイヤついに離婚、結婚から30年“闘争”30秒で閉廷

 俳優、川崎麻世(56)と妻でタレント、カイヤ(57)の離婚訴訟が3日、東京家裁(石橋俊一裁判長)で開かれ、離婚を認める判決が下された。川崎が原告で、カイヤは離婚と2000万円の損害賠償を求めて反訴。暴力の有無や生活費などの金銭負担をめぐり主張は対立していた。川崎は判決について「とても感謝しています」とのコメントを発表。カイヤは「控訴して川崎麻世の長年にわたるDVを明らかにしたい」と徹底抗戦の構えだ。

 壮絶なDVや不倫疑惑で注目された30年の夫婦生活。ともに離婚を求めたドロ沼騒動にようやく法の裁きが下された。

 東京家裁で開かれた判決には川崎、カイヤともに出廷せず。石橋俊一裁判長は淡々と「原告と被告とを離婚する。反訴請求を棄却する」などと主文を読み上げ、約30秒で閉廷。争点の離婚原因はカイヤにあるとした。

 夫妻は1990年に結婚。1男1女をもうけるも双方の異性問題などが報じられ、2004年から別居していた。

 第1回口頭弁論は昨年10月で、双方が顔を合わせないように時間差で出廷。川崎は自身のDVについて「一度もありません」と主張。カイヤにハイヒールで頭を殴られ出血し、カイヤ運転の車にひかれそうになった過去が明かされ、「殺されるかと思った」と訴えた。

 一方のカイヤも川崎運転の車にはねられ「いつか殺されると思った」などと涙ながらに主張。川崎が生活費として「毎月40万円の家賃を払った」とする訴えや、自身のトルコ人、ギニア人との交際報道も否定した。

 判決要旨では、離婚原因として「原告(川崎)の帰宅時間や互いの異性との交遊関係などをめぐるけんかが頻繁にあった」と指摘。離婚を望む川崎は別居後もカイヤと交流したが「子供との交流のためや、自身の芸能活動の一環にすぎないもの」とし、カイヤへの未練ではないと判断した。

 川崎と元タレントの交際が不貞行為に当たるかどうかについては「交際が始まったのは2016年2月頃からで婚姻関係が破綻した後」と説明。川崎のDVは「認められないか、仮に存在したとしても、被告(カイヤ)による暴行も同程度あった」とし、双方に非がある可能性も示唆した。