木村拓哉、初恋は「同級生だった」 『映画ドラえもん』公開アフレコの“低音ボイス”に報道陣圧巻

引用元:AbemaTIMES
木村拓哉、初恋は「同級生だった」 『映画ドラえもん』公開アフレコの“低音ボイス”に報道陣圧巻

 2月3日、都内のスタジオで『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の公開アフレコイベントが行われ、ジル役で声優を務める木村拓哉が登場。同作への意気込みを語った。

【画像】木村拓哉が演じる“怪しい男”ジル

 ある日、双子の恐竜キューとミューに出会ったのび太。同作は、映画1作目である『映画ドラえもん のび太の恐竜』(1980年)とは異なる、全く新しいオリジナルストーリーになっている。

 木村といえば高視聴率を記録したドラマ「グランメゾン東京」や「教場」における熱演が話題。声優業としては、2004年にスタジオジブリ『ハウルの動く城』(宮崎駿監督)のハウル役で鮮烈な声優デビューを果たし、今回の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』では、『REDLINE』(2010年)に続き、10年ぶり3度目のアニメ映画出演となる。木村が演じる、怪しい猿の姿をした謎の男・ジルは、のび太たちの運命を握る重要な役どころだ。

 公開アフレコイベントに登場した木村は「ドラえもん」誕生50周年という節目にジル役を担当することになり、「自分の中では大変光栄なこと」と喜びを語った。

 同イベントで木村は、2シーンをアフレコ。テストを経て、本番でもアニメの映像に合わせてクールにジルを演じ、淡々と台本をめくった。ジャイアンとスネ夫とのやりとりを演じるシーンでは、ジルと同じ鋭い目つきで演技。響き渡る“低音ボイス”に報道陣を圧巻させた。

 司会のテレビ朝日・堂真理子アナウンサーに公開アフレコの感想を聞かれると「ちょっと恥ずかしい。裏側を直に見られている感じがすごく緊張しました」とはにかんだ木村。続けて「全編を通してストーリーを把握したときに『ああなるほど』と。ドラえもんと恐竜って、以前にも(映画の)タイトルにありますが、今回は“新恐竜”。ストーリーがあり、メッセージがあり、一つのキャラクターを担って参加させていただいていますが、僕も視聴者目線になってしまうときがあって。しっかり感動させてくれる作品だなって思いました」と同作を絶賛した。

 今年で映画40作品目となる同作は、映画『のび太の宝島』(2018年)でシリーズ市場最高興行収入53.7億円という大ヒットを打ち立てた監督・今井一暁氏と脚本・川村元気氏が再タッグを組む。

 ジルを演じるときのように魅力ある声を出す秘訣を聞かれると、木村は「特にない」と苦笑い。「どんな作品も声優さんという、素晴らしい人たちの素敵な表現力によって、観る人に感動や幸せをあげています。僕もジルを演じるとき、最初に『初めて観た人にもっと悪い印象を与えてください』という、ディレクションが入って。ジル役でいろいろなアプローチをしました」と、役への意気込みを語った。

 ジルの魅力について、木村は「(映画で)のび太の恐竜好きな部分が表現されているのですが、ジルも白亜紀の恐竜に対してすごい研究しているんですよ。僕も幼少期の頃は頭の中に入るだけの恐竜の名前を入れていたり、ほんのちょっとだけ自分と重なっているところがあって」と共通点を告白。「ネタバレになってしまうので全部は言えないんですが、ジルものび太と同じくらい、それ以上に恐竜に興味があるので、演じていてとても楽しかったです」と感想を語った。