松任谷由実、40回目の苗場ライブ大熱狂「私の中で、最も責任のある現場なんです」

引用元:スポーツ報知
松任谷由実、40回目の苗場ライブ大熱狂「私の中で、最も責任のある現場なんです」

 歌手の松任谷由実(66)が2日、新潟・湯沢町の苗場プリンスホテルで40回目の冬恒例ライブ「SURF&SNOW in Naeba」(全10公演)の初日公演を行った。

 「本当にあっという間でした。ずっとここにいるような感覚になる。終わって(苗場を)出ると、あれは夢だったかなと思うけど」。40回の節目を迎え、ステージ上で感慨に浸った。

 スキーを楽しみ、ロッジのような場所でアフタースキーライブをやってみたいという遊び心から、1981年に始まった苗場ライブ。公演回数はこの日で285回。現在は自身のライフワークになっている。

 超一流が故に、自らに課すハードルも高い。試行錯誤を繰り返し、毎年、最高のパフォーマンスを届ける。「モチベーションを保つことは、はっきり言って難しい」と本音も吐露。「初めは軽い気持ちでスタートしたから、こんなに楽しくていいのかなって。その気持ちも、ずっとは続かない。プロですから、ある時から『続けていく』という覚悟を持っている。私の中で、最も責任のある現場なんです」と自負をのぞかせた。

 過去には体調を崩しながら何とか完走したこともあり、14年には豪雪のため中止(後日振り替え公演)の憂き目に遭った。「プレッシャーの方が大きい。マイナスのイメージの印象が残っているけど、それを乗り越えれば、甘美になる。そうまでして続けられたという自信にもなる」と振り返った。

 約2時間半のステージは代表曲「BLIZZARD」で幕開け。ヒット曲「Hello,my friend」「真夏の夜の夢」や、新曲「深海の街」の初披露など21曲を歌い上げ、1400人を熱狂させた。「(ファンの方が)ここまで足を運んで下さるのはありがたい。裏切れないなと思う」とユーミン。19日に最終日を迎え、公演回数294回、総動員数約36万人に到達する。

 ○…ユーミンは昨年の紅白で、ラグビー日本代表の前で名曲「ノーサイド」を熱唱。フッカーの堀江翔太(34)=パナソニック=と交流を深めている。約束したトップリーグ観戦は実現していないが、「行きたくて仕方がない。必ず行こうと思う」。東京五輪について「家の近所がアメリカ(代表)のキャンプ地になるみたい。日常で感じられると思うと楽しみ」と語った。秋には新アルバム(タイトル未定)を発売する。

 ◆芸能界不倫問題にコメント「ルール違反」

 今年も不倫問題の尽きない芸能界だが、ユーミンは「好きになることは仕方がないけど、それで悲しむ人がいるのはいけない。人を好きになることは、その人の環境まで愛するということ。双方の意思で関係を続けているのはルール違反」と語った。 報知新聞社