木村拓哉「いやぁ、さすがですよ」蜷川実花の父・幸雄の“反省文”に感服

引用元:TOKYO FM+
木村拓哉「いやぁ、さすがですよ」蜷川実花の父・幸雄の“反省文”に感服

木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMの番組「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」。2月のゲストには、フォトグラファーで映画監督の蜷川実花さんが登場。2月2日(日)の放送では、フォトグラファーを志したきっかけや父・蜷川幸雄さんのエピソードを話しました。

◆フォトグラファーを志したきっかけ

フォトグラファーや映画監督として数多くの作品を世に送り出し、マルチな才能を発揮している実花さん。意外にも出身大学である多摩美術大学では、グラフィックデザイン学科だったことに驚いたという木村は、「なぜそこから写真に進んだんですか?」と問いかけます。

これに実花さんは、「家の環境もあったし、演劇に関わることをしたいと思っていた時期もあったけど、やっていくうちに“美術的なことがいいな”と思って……」と語り始めます。

実花さんによると、蜷川家の家訓の1つに“精神的にも経済的にも自立せよ”というものがあるそうで、「“女性が経済的に自立する”って重要なポイントだと思うんですけど、写真家では食べていけないと思っていたし、油画家とか作家志向なはずなんだけど、ちゃんと就職できるところのほうがいいと思った」と、学科を選んだ理由を明かします。

ところが、「広告とかを勉強していたんだけど、性に合わなくて(苦笑)。全然一生懸命になれなかった」と大学時代を振り返ります。“やりたいことはなんだろう?”と自問自答し、「“自分の内側をちゃんと表現すること”がしたくて。写真がすごく好きでずっと撮っていたので、“エネルギーのはけ口”みたいな感じでどんどん写真をコンテストに出すようになった」と言います。

◆「木村拓哉はキムタクである」

その後、実花さんは、キヤノン写真新世紀優秀賞(1996年)、コニカ写真奨励賞(1998年)、木村伊兵衛写真賞(2001年)など、数々の賞を受賞。「実は、めちゃくちゃ賞を獲っている実力派なんですよ(笑)。なのに、『親の七光り』ってずっと言われるんだけど、どう思う?」と木村に意見を求めます。

これに木村は、「言わせておけばいいんじゃないですか。言いたい人は、“どうぞお好きに言ってください”って」と助言。これに実花さんは、「そのマインドを教わって帰ります」と感心しつつ、「“キムタクってやっぱりすごいよね!”っていうのを、今日は伝えに来た(笑)」と話します。

「ずっとトップを走って、真ん中にずっといて、その全責任を持ってちゃんとやっているのって超すごくて。雨が降ろうが、槍が降ろうが、“木村拓哉はキムタクである”というのが超カッコイイんだわ」と力説。

実花さんによると、ある日、木村は最新アルバム『Go with the Flow』を引っさげたライブを控え、少しナーバスになっていたそう。そんな姿を知る実花さんは、「“絶対、キムタクはすごいに決まっている”ってみんな思っているし、何をするにしてもハードルが高いじゃない?

“絶対できるに決まっている。だってキムタクだもん”ってみんなが信じて疑わないじゃん(笑)。その壮絶さを考えると、すごいよね……まじめに、本当に“尊敬している”というのを今日は伝えに来た」と言葉を送ります。

彼女からの熱い言葉に、木村は「うわぁ、こんな言葉をいただいて嬉しい」と感激しきりの様子でした。