『ダ・ヴィンチ・コード』前日譚ドラマ、パイロット版の制作決定

『ダ・ヴィンチ・コード』前日譚ドラマ、パイロット版の制作決定

 米ベストセラー小説『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズに登場するラングドン教授が主人公のドラマ企画にゴーサインが出た。米NBC局でパイロット版の制作が決まったという。TV LineやColliderなどの海外メディアが報じた。

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 米作家ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズは、小説ではシリーズ2作目となる『ダ・ヴィンチ・コード』が2006年に初めて映画化された。以後、小説シリーズ1作目の『天使と悪魔』(2009)、小説シリーズ4作目の『インフェルノ』(2016)と続き、映画版全3作でオスカー俳優のトム・ハンクスがハーバード大学の宗教象徴学教授のラングドンを演じている。

 ラングドンはその専門知識や優れた洞察力、推理力を生かし、アメリカ国内外で起きる謎めいた事件に挑む。ドラマ版は小説シリーズ3作目の『ロスト・シンボル』をベースにするが、ラングドンの若い頃のアドベンチャーとして描くという。小説の『ロスト・シンボル』はワシントンD.C.が舞台。フリーメイソン幹部の友人の秘書からの留守電をきっかけに、ラングドンはCIAも交えたフリーメイソンがらみの事件に身を投じることになる。

 ラングドン教授の前日譚物語となるドラマ版には、映画版3作でメガホンをとったロン・ハワード監督がブラウンと共に製作総指揮に名を連ねる。脚本を執筆し、ショーランナーを務めるのは、海外ドラマ『スクリーム』のダン・ドウォーキンとジェイ・ビーティーとのこと。若きラングドン教授を演じる俳優は不明だ。