『In the Valley of Gods』の開発が保留状態に。 Campo SantoのスタッフはValveの別プロジェクトで作業中

引用元:IGN JAPAN

『In the Valley of Gods』の開発が保留状態にあることをCampo Santoの共同設立者ジェイク・ロドキンが明らかにした。元Campo Santoのスタッフは、『Half-Life: Alyx』などValveのほかのプロジェクトに取り組んでいるという。
『Firewatch』の開発元で知られるCampo Santoは、The Game Awards 2017で『In the Valley of Gods』を発表し、その4カ月後にValveがCampo Santoを買収した。
「『In the Valley of Gods』を楽しみにしているファンの皆様、発表トレーラーの最後にあった“2019年”に発売するという予告が正確ではないことはおそらく明らかです」とCampo Santo の共同設立者ジェイク・ロドキンはPolygonを通じて述べた。「私たちはValveタイム(発売などが当初の予定からずれ込むValve特有の時間の流れ)に翻弄されています。元Campo Santoのスタッフは、『Half-Life: Alyx』などValveのほかのプロジェクトに取り組んでいます」

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ロドキンは、スタッフ自身が望む仕事に従事させるというValveの習慣に言及した。一人称アドベンチャーゲームの開発で培った経験を生かして『Half-Life: Alyx』の開発を手伝っていたが、その後フルタイムで開発チームメンバーになった元Campo Santoスタッフもいれば、『Dota Underlords』やSteam、その他名前の明かされていないプロジェクトに取り組んでいるスタッフもいるという。
「『In the Valley of Gods』の開発は保留になっていますが、いずれはプロジェクトに関わっているスタッフが開発作業に戻ってくるだろう。その時が来たら、必ずお知らせします」

この声明では開発スタッフのことを「元」Campo Santoスタッフと呼んでおり、もはやスタジオがブランドとしてValve内で稼働していないことを指し示している。IGNは詳細を問い合わせたが、ValveからもCampo Santoからも返答はない。
Valveは2020年3月に『Half-Life: Alyx』を発売する。およそ12年ぶりの「Half-Life」シリーズ作品となる本作は、VR専用ゲームで『Half-Life 2』と同等のボリュームになるとのこと。

Matt Kim