復帰しても正念場は続く…“色”がついた沢尻エリカ被告の気になる今後

復帰しても正念場は続く…“色”がついた沢尻エリカ被告の気になる今後

 自宅マンションで合成麻薬MDMAを所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた女優・沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日午後、東京地裁で開かれ、沢尻被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、「女優への復帰は考えていません。あまりに身勝手な行為によって、多くの方を裏切り傷つけてしまいました」などと述べた。

 沢尻被告に検察側は懲役1年6カ月を求刑。判決は2月6日に言い渡されるが、気になるのは沢尻被告の“その先”だ。

 沢尻被告が初公判で“女優引退宣言”をしたうえ、判決次第で状況も変わるとはいえ、「女性セブン」(2月13日号)も、〈異例の地上波“最速”復帰プラン!〉と題し、沢尻がヒロイン「帰蝶」を務める予定だったNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送が終わる〈今年の年末あたりの可能性もゼロではない〉などと報じている。

 その帰蝶には、代役に川口春奈(24)を立てたが、19日放送の初回の総合視聴率(リアルタイムかタイムシフトいずれかでの視聴を示す指標)は25.3%で、18年の「西郷どん」(21.9%)、19年の「いだてん」(20.3%)を超える好発進となった。

■復帰しても“居場所”あるのか?

「ネット上には〈沢尻の帰蝶も見たかった〉なんて意見も根強くありますが、川口さんの“目力”も、なかなかのものでしょう。数字に貢献していると思いますよ」と、芸能ライターの山下真夏氏はこう続ける。

「帰蝶というと、14年放送の連続ドラマ『信長協奏曲』(フジテレビ系)で演じた柴咲コウさんが引き合いに出されることが多いですが、果たして沢尻さんが柴咲さんの“可愛くて強い帰蝶”を超えられたかどうか。沢尻さんは05年公開の映画『パッチギ!』で数々の賞を受賞したころこそ、可憐だけど凄い女優さんが現れたと思いましたが、日本アカデミー賞優秀主演女優賞に輝いた『ヘルタースケルター』(12年公開)あたりから、セリフ回しに独特の癖がつき始めた。人によってはそれが“耳障り”と感じ、ドラマや映画の内容に集中できなくなるというのです」

 もちろん、スクリーン映えする沢尻被告の美貌を心待ちにしている熱狂的なファンも大勢いる。

「ただ、いつまでも美貌だけでやっていけるわけもない。演技力だけでいえば、沢尻さんより上手な女優さんはいる。その美貌を超える若手だって出てくるでしょう。今回の事件で着いた“色”を払拭するには時間を要するでしょうし、よほど心を入れ替えて本業に取り組まないと、“居場所”を失うかもしれません」(山下真夏氏)

 沢尻被告がいつか復帰するにしても、“正念場”には変わりないのだ。