クラウドの女装からジェノバとの戦闘まで――『ファイナルファンタジーVII』リメイクの新トレーラーを振り返ってみよう

引用元:IGN JAPAN
クラウドの女装からジェノバとの戦闘まで――『ファイナルファンタジーVII』リメイクの新トレーラーを振り返ってみよう

スクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジーVII リメイク』の新トレーラーを公開した。テーマソング発表記念のトレーラーで、3分49秒に渡って様々な新映像が公開されている。

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テーマソングの曲名は「Hollow」で、作曲を手掛けたのはシリーズを最初から支えてきた植松伸夫だ。ボーカルはロックバンドSurvive Said The ProphetのYoshが務めている。
トレーラーは若いクラウドが故郷のニブルヘイムで、ティファに「ソルジャーになりたい」という夢を打ち明けるところからスタートする。こうした回想シーンでキャラクターが実際により若く見えるのも、オリジナルではできなかったことだろう。

スカーレット、リーブといった神羅カンパニーの重役や、いかれた狂気の科学者の宝条などが今回のトレーラーで初登場している。そして、なんといっても獣系キャラクターのレッドXIIIも姿を見せている。リアルなグラフィックで言葉の話せる獣は無理があるのではと心配していた筆者だが、ピクサーの3Dアニメを見ているかのような説得力があった。あっ、『ライオンキング』のスカーに似ているかも!

ファンの中で「どのように再現されるのだろう?」と話題になっていたクラウドが女装する場面も登場している。蜜蜂の館で化粧を施され、オリジナルで見覚えのない男性キャラクターに「美しさに女も男もない」と言われ、なぜか一緒に踊りだして恐ろしいくらい近い距離になった。こうしたオリジナルの名場面はさらに膨らまされているようだ。

ミッドガルの六番街スラムの商店街・歓楽街である「ウォールマーケット」の街並みも少し確認できる。蜜蜂の館の派手なネオンライトは健在で、その前はたくさんの人々が行き交う。「酔奴隷」という居酒屋もあり、日本のガード下の呑み屋と東南アジアの屋台を混合させたような世界観が印象的だ。その隣にはチョコボのポップコーンならぬポップビーンズを売っている屋台もある。コルネオの名前が「古留根尾」と漢字で表記されたド派手な東洋風の屋敷からもわかるように、ウォールマーケットのけばけばしい雰囲気は健在。女装したクラウドとしてウォールマーケットを自由に歩き回れるのが今から楽しみだ。

トレーラーの後半からは曲が「闘う者達」の新アレンジ版に変わり、ボス戦を中心に様々な戦闘場面が登場する。通常攻撃やリミット技はもちろん、チョコボとモーグリの召喚技も確認できる。そして、この段階で物語の鍵を握る宇宙生物「ジェノバ」とも戦闘しているのは実に衝撃的だ。

神羅カンパニーの本社に侵入するパートも登場しており、階段やエスカレーターを上っていき、通気ダクトに潜り込む場面まで忠実に再現されている。最後はミッドガルからの脱出と思われる映像もあり、オリジナルよりかなり派手になっているとわかる。

「私たちの敵は神羅カンパニーじゃない。本当の敵は他にいる……。助けたい。みんなを!星を!」というエアリスの言葉で、トレーラーは終わる。
『ファイナルファンタジーVII リメイク』は4月10日にPS4で発売予定だ。 クラベ・エスラ