「復帰は考えてない」沢尻エリカ初公判での“引退宣言”は本当か

「復帰は考えてない」沢尻エリカ初公判での“引退宣言”は本当か

「女優への復帰は考えていません。あまりに身勝手な行為によって、多くの方を裏切り傷つけてしまいました」

 合成麻薬MDMAを所持したとして、麻薬取締法違反の容疑で逮捕・起訴された沢尻エリカ被告(33)の初公判が1月31日、東京地裁で開かれた。出廷した沢尻被告は起訴内容を認めたうえで、冒頭のような“謝罪の弁”を述べた。

 沢尻被告は本当にこのまま“ 引退”するのか。芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。

「通常、芸能人が薬物事件などで逮捕されると所属事務所は即刻解雇するものですが、沢尻さんの事務所はクビにするどころか、『更生するための支援をします』とバックアップ宣言までしています。彼女を守る“覚悟”めいたものが伝わってきます。もっとも、事務所も慈善事業をしているわけではありません。今回の薬物事件によってCMやドラマの降板で違約金が発生するとも言われています。回収のためにもいつか復帰して欲しいと願っていると思いますよ」

 所属事務所は初公判の前日も「医療施設において専門家の指導の下、更生に向けて治療などに励んでいます」と沢尻被告の近況をわざわざ報告した。問題は沢尻被告本人にその気があるかどうかだろう。

「法廷で沢尻さんが言った『復帰は考えていない』という言葉は本心からだと思います。素直だと評判の方ですからね。ただ、それはあくまで“今は”ということであって、沢尻さんが時間をかけて自分を見つめ直し、精神状態が落ち着いてたら活動再開の意欲もわいてくるかもしれません。何より、テレビ局や映画会社のスタッフには沢尻さんのファンも多く、根強い“待望論”があるとも聞いています。スピード復帰は十分にあると思います」(佐々木博之氏)

 法廷内でも沢尻被告の存在感は際立っていたようだ。上下黒のパンツスーツに白いシャツを着用し、黒い髪をポニーテールに結んだ沢尻被告の顔には長いまつ毛と深紅の口紅……。思わず傍聴者は息を飲んだという。朝から並び、約117倍のプラチナ傍聴券を手にした人たちはラッキーだったに違いない。