沢尻エリカ被告、第2の人生どうなる?女優引退明言も最終決断は事務所へ

 麻薬取締法違反の罪に問われた女優、沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日、東京地裁(滝岡俊文裁判官)で開かれた。同被告は、女優復帰について「多くの人たちを傷つけた」とし、「考えていない」と引退を明言。

 「女優復帰は考えていません」。沢尻被告の引退宣言に驚いた人は少なくないはず。本当に女優復帰はしないのか。今後どうやって生計を立てていくのか。同被告の今後は、2月6日の判決後に所属事務所のエイベックス・マネジメントと話し合うところから始まる。

 同社に近いある関係者は「事務所との契約をこのまま続けるのか、終了するのか、まず本人の意向を聞くことになる。ただ、本人が決めるのではなく、一部上場企業で社会的責任もあるエイベックスが最終的に判断することになる」と説明する。

 エイベックスは、契約が終了したとしても人道的支援は続けていく意向だ。前出の関係者は「事務所は薬物依存という病を治して社会復帰をさせるため、現在も支援をしている。具体的な更生プランは本人や家族らと話し合って決めることになる」と明かす。転院することも含め、しばらくは病院で精神面のケアや違法薬物の治療に専念。その間に第2の人生を考えていくことになりそう。

 12歳から芸能界一筋で活動してきただけに、転職は決して生易しい選択ではない。ある関係者は「これまでの芸能活動の経験や知見をいかして、ファッション関係や映画関係の裏方にまわる可能性もありますし、その方面の人脈は豊富なはず」と推測。一方で「これまでの人脈をある程度絶たないと、再び違法薬物の誘惑に負ける危険性をはらんでいる。なじみの深い業界へ進むにしろ、裸一貫、知らない世界へ飛び込んでいく覚悟が必要」と警告する。

 また、「執行猶予が明ければ、女優復帰のアプローチをかける人物が現れるはず。彼女ほどのタレント性を放っておくはずがない」とみる業界関係者も。いずれにしても、沢尻被告がどこまで更生できるかが、今後の人生のカギを握る。