石原プロ、総持寺の豆まきを欠席 裕次郎さんの没後初めて「昨年三十三回忌迎え区切り」

 俳優の渡哲也(78)、舘ひろし(69)、神田正輝(69)、徳重聡(41)ら石原プロモーション所属俳優が、同社創業者で国民的スターの石原裕次郎さんが眠る横浜市鶴見区の総持寺で3日に行われる「節分会追儺式大祈祷豆まき」を初めて欠席することが31日、分かった。

 1987年7月に裕次郎さんが亡くなってから30年以上続けてきた恒例行事の参加を見送ったことに、同社専務取締役の浅野謙治郎氏は「昨年、裕次郎さんの三十三回忌を迎え、裕次郎さんも成仏したということで、お寺側と話し合い、一度、区切りをつけました」と説明。総持寺側も本紙の取材に「理由は分からないですが、今年は参加しません」とした。

 昨年、同寺で行われた裕次郎さんの三十三回忌法要では、同社会長で裕次郎さんの妻、石原まき子さん(86)が「裕次郎もやっと極楽浄土へ行ってゆっくりしていられるようになったと思います。本日で終わらせていただきます」と弔い上げを発表。石原軍団の解散説については「会社が最後とか、閉めるとか一度も申し上げていません」と一蹴しており、この日取材に応じた浅野氏も解散説については否定した。