スリジエの16歳美少女・山本あこ、半海一晃との共演で女優の資質を見せる

引用元:デビュー
スリジエの16歳美少女・山本あこ、半海一晃との共演で女優の資質を見せる

 アイドルグループ“仮面女子”“スリジエ”を擁するクリーブラッツが、所属するアイドルの女優としての魅力を見せるべく立ち上げた映画プロジェクト「アリスフィルムコレクション」。その最新作『忘れられた神様』のプレミアム上映会が31日・仮面女子cafeで行われ、主演の山本あこ、共演の半海一晃らが舞台あいさつに登壇した。

【写真】山本あこと半海一晃のトーク。

 神様を名乗る不思議な男(半海一晃)と、思春期を迎えた少女・由香里(山本あこ)の交流。その交流の過程で見つけた家族との絆。奇妙な出会いが生んだ、少女の成長劇…『忘れられた神様』。12月に行われた千葉の多古町での撮影は、横殴りの雨の中だったという。半海も「イジメか!? というぐらい寒かった」と振り返ったが、実は撮影1時間前に「雨の日に現れる神様にしよう」と設定を加えたのだという。結果的に「半海さんとあこちゃんが傘をさしている2ショットが面白かった」と監督もいい画が撮れたと語った。

 主演の山本と“神様”半海の2人のシーンが中心となるが、半海は山本の「集中力」を絶賛。「いい女優さんに共通したもの…一回り大きな空気をまとっている。いろんなことを考えながら演じていて、大事にしているものがあるんだな…」と評した。演技経験がまだほとんど無いと聞くと「驚いちゃうよね!」と目を丸くし、「アドバイスすることなんてないですよ。人の性別は男と女と“女優”の3種類だから。女優さんは誰かからサジェスチョンを受けるんじゃなく、最初からそうなんだと思います」と、その女優としての資質を評価した。

 一方の山本は、俳優の大先輩の半海から大きな刺激を受け取った。「お弁当を取り合うくだりは全部アドリブだったんです。私は経験が無いのでどうすればいいか迷っていたんですが、どんどん進んで演じてくださって、私が何をやっても返してくださって、それで開けたというか…。(演じるって)こういうことなのかと」とステップアップしたようだ。その現場について監督は「二人の掛け合いが面白過ぎて、カットのしどころが見えなくなるぐらい面白かったんです。僕の笑いが入ってNGになっちゃったぐらい」と手応えを感じていたことを明かした。

 普段はアイドルグループ「スリジエ」のセンターとして活動する山本。今作では同じグループの青葉桃花と姉妹役を演じている。姉の青葉と妹の山本がケンカをするシーンがあるが「妹のために夢を諦めて、大学を辞めて就職したのに、妹は学校にも行かないでなんでそういうことをするんだって…気持ちが入ってしまって、自然と泣いてしまいました。監督が演技の前に、細かい設定を教えて下さったので感情が入りやすくて」と言うと、山本は「実際に泣かれると、ちょっと焦っちゃって(笑)」と少し戸惑ったことを告白。そして「(青葉は)普段抜けているところがたくさんあるので、お姉ちゃんと言うより、あこが面倒をみてるので。珍しい一面を見れました」と笑った。

 最後に山本は「お母さんが亡くなってしまって、心を閉ざしていた由香里が、神様と出会ったり、お姉ちゃんとの和解で、次第に心を開いて行く様子が見られる作品なので、注目していただきたいです」とアピールした。

◆『忘れられた神様』あらすじ
シングルマザーだった母・真希の死により、たった一人の姉・亜紀(青葉桃花)と二人暮らしを始めることになった光島由香里(山本あこ)。しかし家族間のすれ違いや、学校でのいじめが原因でしだいに不登校になっていく由香里。ある日、学校へ行かずに趣味のスケッチをしていると、自称神様を名乗る不思議な男・白山(半海一晃)と出会う。白山をモデルに絵を描かせてほしいと頼み込む由香里。二人の奇妙な交流が続く日々 しかし学校へ通っていないことが姉・亜紀にばれてしまう。口論の結果、家を出ることを決意する由香里。白山の下へと向かう。しかし、いつも二人で過ごした河原に白山の姿はなかった。神様を名乗る不思議な男と、思春期を迎えた少女の交流。その交流の過程で見つけた家族との絆。奇妙な出会いが生んだ、少女の成長劇。