小池都知事、五輪中止誤情報に「そのような事実はありません」

引用元:スポーツ報知
小池都知事、五輪中止誤情報に「そのような事実はありません」

 小池百合子都知事が31日、都庁で定例会見を行い、新型肺炎の急拡大による、今夏の五輪・パラリンピック開催への影響について「(東京大会が)中止になるというような事実はありません」との認識を示した。

 世界各地で、新型コロナウイルスによる感染症が拡大する中、30日には「東京五輪中止」との誤情報がネット上で拡散されるなど騒ぎになり、大会組織委が否定する事態となった。

 世界保健機構(WHO)は30日(日本時間31日未明)、感染の拡大を受けて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言した。小池氏は「(緊急事態宣言が)ようやく発表された。都民や都で働く人の安全と安心を確保すべく、都は対策本部を設置するなどして情報共有を行っている。関係者と連携して、都の持てる力を整理して対策を進めていく」と話した。

 五輪・パラへの感染症対策については「これまで暑さ対策や衛生管理などさまざまな課題がある中で、コロナウイルスとして具体的に(問題として)出てきた。それらの中身について情報を把握して対策や対応をとっていく」とした。 報知新聞社