シリーズ15周年の集大成! すべての真実が明らかに……PS4「お姉チャンバラORIGIN」本日発売

引用元:Impress Watch

 ディースリー・パブリッシャーは、プレイステーション 4用ハイスピード血みどろ剣戟アクション「お姉チャンバラORIGIN」を12月5日に発売する。価格はパッケージ版が7,980円(税別)、ダウンロード版が8,128円(税込)、デラックスエディション(DL版)は10,165円(税込)。

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 本作は、剣戟アクションゲーム「お姉チャンバラ」シリーズの原点である「THE お姉チャンバラ」と「THE お姉チャンバラ2」にあたるエピソードを収録したPS4フルHD版。彩と咲という憎しみ殺しあう異母姉妹を描いた物語に新たな解釈を追加し、メインキャラクターデザイナーにはエナミカツミ氏が起用されている。

【ストーリー】

 西暦20XX年、東京。

それは屍霊と呼ばれる生ける屍がはびこる荒廃した時代。
剣術を生業とする血族の末裔に腹違いの姉妹がいた。

父親と2人暮らしの姉は、厳しい父に鍛えられ、剣術に明け暮れて育った。
母親と2人暮らしの妹は、優しい母と自分を捨てて姉だけをつれて家を出た父を憎んで育った。

やがて父が行方知れずとなり、1人になった姉は剣術を活かし屍霊ハンターとなった。
最愛の母を何者かに殺され、1人になった妹は屍霊を操り、狂気に満ちた復讐者となった。

唯一の血縁者である妹を探しだそうとする姉。
唯一の母を太古より伝わる秘法を用いて蘇らせようとする妹。
その秘法には血縁者の心臓が必要であるという……。

そう、妹が復讐を誓った相手は姉。

恩讐と陰謀が渦巻く中、姉妹の戦いがはじまる。

「お姉チャンバラORIGIN」レビュー

▼ゾンビ相手に切った張ったの爽快アクション! 血みどろセクシービューティーに今宵も目が釘付け!!

■登場キャラクター□主人公の姉「彩」

CV:日笠陽子

 古来から暗殺業を生業としていた「忌血(いみち)」の一族を継ぐ美しき女剣士。天性のずば抜けた剣術の才能を持つ。幼き頃より剣術の達人である父親「朧」と2人で暮らし、日々厳しく鍛えられてきた彩は若くして父親と同等の力を得るまでに成長した。

 そんなある日、別れて暮らす継母「椿」が何者かに虐殺されたと知った父「朧」は姿を消し、行方知れずとなった。1人残された彩は、 屍霊討伐の情報屋だという「レイ」と名乗る女からの接触を受け、屍霊ハンターとして活動を開始する。屍霊を倒し続けていれば、いつかは父「朧」に、さらには腹違いの妹「咲」に辿りつけるのではと考えたためである……。

 忌血の一族である彩は、屍霊の返り血を浴びることによって身体に流れている忌血の封印を解き、戦闘能力が著しく上昇する「暴走」と呼ばれる状態になることができる。そのため、まるで水着のような肌の露出の高い戦闘服をあえて着用している。派手な見た目と、ウィットに富んだ話し口調が特徴ではあるが、その裏腹に常に冷静な目で周囲を見ており、鋭い洞察力を持つ。

 彩は、剣術の達人だけあって、一刀流、二刀流とも使いこなし、刀での攻撃が多彩。さらに鍛えられた脚を使った攻撃にも長けており多彩な蹴りが可能だ。クナイなど飛び道具も使う。

【エナミカツミ氏イラスト】□妹「咲」

CV:五十嵐裕美

 彩の異母妹。幼き頃、父「朧」が彩をつれて家を出たため、母ひとり子ひとりで育った咲にとって、優しい母親の「椿」だけが唯一の心の支えであった。しかし、ある日、母は何者かに命を奪われ、咲は心のよりどころを失ってしまう……。最愛の母を殺したのは自分と母を捨てた父親、そして腹違いの姉「彩」であると知った咲は、復讐を決意し剣の腕を磨く。

【エナミカツミ氏イラスト】□情報屋「レイ」

CV:小林ゆう

 屍霊ハンターの同業者であり、情報屋として彩にコンタクトしてきた女性。彩に屍霊発生の情報を与えて討伐させる代わりに、彩の家族の情報を提供する間柄で、いわゆるビジネスパートナーである。彩に対して通信でいろいろと指示をする。素性についてはほとんど不明で謎の多い人物。ただし、レイにも姉妹はいるらしい。

【エナミカツミ氏イラスト】□彩と咲の父「朧」

CV:小山力也

 彩と咲の父であり剣術の達人。暗殺を生業とし、幼き彩に剣を教え鍛えた。忌血を利用する組織を壊滅するため、妻の「椿」と活動していた時期もあったらしい。椿の死を知り姿を消した朧は、愛娘の彩と再会を果たした際、尋常ではない様子で椿の仇であると言い出し、突然襲い掛かる。

□黒幕にして最強の敵「エヴァ」

CV:甲斐田裕子

 咲を言葉巧みに煽り、彩と朧に対峙するよう差し向けた椿殺害事件の黒幕と思しき人物。忌血族の心臓を取り込み、突出した能力を持つようになった。椿の仇討をすべくエヴァを追う朧。そして娘2人がその後を追う。

■進化したアクションとシステムを紹介

 本シリーズの特徴は、ハイスピードなスタイリッシュアクションで、屍霊たちをバッサバッサと斬り刻んでいく爽快感とグロテスク描写。本作でもその魅力は健在であり、さらなる進化を遂げている。

□シリーズ伝統の戦闘システム「クールコンビネーション」

 攻撃がヒットしたタイミングで攻撃ボタンの入力を行なうと、青白い光のエフェクトが発生し、コンボが「クールコンビネーション」に変化する。行動速度と攻撃力が増加、さらに攻撃の段数が1つ増えるなど、様々なメリットがある。

 画面下に表示される「クールコンボバー」は、攻撃入力タイミングが表示されるため、初心者でもクールコンビネーションにつなげやすくなる(オプションで非表示可能)。クールコンビネーション中に回避やジャンプを行なっても、コンボは持続する。なお、入力タイミングを緩和するアイテムも存在する。

□シリーズ伝統の戦闘システム「爆走状態」

 「忌血族」である彩と咲は、屍霊の返り血を浴びることで「穢れ」が溜まっていき、最大値で「暴走状態」となり攻撃力が増加する。普通の攻撃が一切効かない強敵「マッドマン」も暴走状態になれば他の屍霊と同じように、いとも簡単に斬り刻むことができるようになる。

 穢れの量は画面のキャラクターアイコンに表示されるほか、キャラクターの体に付着した返り血の量によってもある程度の確認ができる。原作ゲーム「THE お姉チャンバラ」、「THEお姉チャンバラ2」では暴走状態に突入すると徐々に体力が低下していくリスクがあったが、本作では防御力の低下へと置き換えられている。そのため、暴走発動を起因とするゲームオーバーを気にすることなく敵との攻防に集中することができる。

□忘我

 暴走状態で激しく攻撃をし続けると、究極の戦闘形態「忘我」状態となる。その姿は暴走状態とは一線を画し、まるで半獣半人のような姿へと変貌を遂げる。

 忘我状態では、暴走の効果が継続されるだけでなく、攻撃力がさらに上昇する。敵の攻撃を受けても一切ひるまなくなるという大きなメリットがある一方、体力が徐々に減少していくというデメリットを持つが、敵に攻撃を当てることで体力回復が行なわれるためメリットへの転化も可能だ。暴走状態と同様に、時間経過で解除されるが、敵に攻撃して穢れを溜め続ければ忘我をより長く維持できる。

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