脇田もなり、25歳の誕生日はアーバンに

引用元:音楽ナタリー
脇田もなり、25歳の誕生日はアーバンに

脇田もなりが25歳の誕生日を迎えた1月28日に東京・JZ Brat Sound of Tokyoでワンマンライブ「脇田もなり Birthday Live」を行った。1日2ステージが行われたこの日の公演のうち、この記事では2ndステージの模様をレポートする。

【写真】「脇田もなり Birthday Live」の様子。(メディアギャラリー他29件)

会場となったJZ Brat Sound of Tokyoは食事やドリンクを味わいながら、テーブル席でゆったりと音楽が楽しめるライブスペース。ライブ開始までの時間は、脇田の楽曲を数多く手がける新井俊也(冗談伯爵)がDJプレイする音楽が流れ、会場に集まったファンはこの日限定のオリジナルカクテル「モナハイ」などを味わいながらライブまでのひとときを楽しんだ。脇田は普段のライブでもおなじみのバンド・Up and Comingのラブアンリミテッドしまだん(G / Healthy Dynamite Club)、越智俊介(B / Shunske G & The Peas、CRCK/LCKS、maziwaris)、KAYO-CHAAAN(Key, Piano / Healthy Dynamite Club)、山下賢(Dr / MOP of HEAD、Alaska Jam)に山田丈造(Tp / Shunske G & The Peas、maziwaris)を加えた5人と共にステージへ。JZ Bratの瀟洒なムードに合うアーバンな「Cloudless Night」でライブをスタートさせた。

そのまま「FRIEND IN NEED」「PEPPERMINT RAINBOW」と3曲を続けて披露した脇田は、「25歳の誕生日当日にライブができることを本当にうれしく思っています。感謝の気持ちでいっぱいです」とファンに感謝の言葉を伝え、共に演奏するバンドメンバーを1人ひとり紹介。そしてスタンドマイクからハンドマイクに持ち替えると、「恋をするなら」「IN THE CITY」を体を揺らしながら心地よさそうに歌う。サンバテイストの「WINGSCAPE」では観客がシンガロングで盛り上がり、脇田は思わず「最高なんですけど」ともらした。「最高すぎて……このあとバラード歌えない」と困り顔の脇田が次に歌ったのは、2017発売の1stアルバム「I am ONLY」に収められたバラードナンバー「祈りの言葉」。優しい歌声で場内を包み込み、冗談伯爵のカバー「LED」、昨年7月発売の最新アルバム「RIGHT HERE」収録曲「Thinkin’ about U」と続けた。終盤には2ステージ共に音源化されていないカバー曲が用意され、1stステージでは山下達郎の「LOVE SPACE」が、2ndステージでは吉田美奈子の「恋は流星」が歌われた。「25歳もたくさん歌っていきますので、皆さんよろしくお願いします」と挨拶した脇田は、「最後に感謝の気持ちを込めてこの曲を」と2018年発売の2ndアルバム「AHEAD!」から「Callin’ You」を披露した。

アンコールを受けて再びステージに上がった脇田はさらに1曲歌おうとするが、バンドメンバーは突然声をそろえて「Happy Birthday to You」を歌い出す。観客も参加しての大合唱に驚く脇田のもとにバースデーケーキが運び込まれ、さらには彼女が所属するVIVID SOUNDの社長から花束が手渡された。ファンやスタッフ、バンドメンバーに感謝の言葉を伝えた脇田は改めて最後にもう1曲、花束を抱えたまま「passing by」を歌って誕生日のステージを終えた。

■ 脇田もなり Birthday Live
2020年1月28日 JZ Brat Sound of Tokyo セットリスト

□ 1stステージ
01. 風船
02. ディッピン
03. Thinkin’ about U
04. EST! EST!! EST!!!
05. FRIEND IN NEED
06. やさしい嘘
07. 青の夢
08. Dear
09. Callin’ You
10. LOVE SPACE(オリジナル:山下達郎)
11. passing by
<アンコール>
12. WINGSCAPE

□ 2ndステージ
01. Cloudless Night
02. FRIEND IN NEED
03. PEPPERMINT RAINBOW
04. 恋をするなら
05. IN THE CITY
06. WINGSCAPE
07. 祈りの言葉
08. LED
09. Thinkin’ about U
10. 恋は流星(オリジナル:吉田美奈子)
11. Callin’ You
<アンコール>
12. passing by