【第62回グラミー賞】タイラー・ザ・クリエイター、母を壇上に呼び感謝のスピーチ

引用元:J-WAVE NEWS
【第62回グラミー賞】タイラー・ザ・クリエイター、母を壇上に呼び感謝のスピーチ

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。

1月27日(月)から30日(木)は、「第62回グラミー賞」を特集。1月28日(火)の放送では、ラップ部門で受賞したアーティストを紹介した。

昨年のグラミー賞は、カーディ・Bが女性として初めての最優秀ラップ・アルバム賞に輝いたほか、チャイルディッシュ・ガンビーノが主要2部門を受賞。

今年の最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)賞を受賞したリル・ナズ・Xは、全米シングルチャートで史上最長の19週連続1位を樹立するなど、世界的にも2019年の音楽シーンはラップ、ヒップホップが常に席巻し、一般的に聴きやすくなったことを印象づけた。

最優秀ラップ楽曲賞『a lot』

最優秀ラップ楽曲賞には、21サヴェージ ft. J. コールの『a lot』が受賞した。

アトランタ育ちの21サヴェージは、中学時代からドラッグや拳銃を持ち込み逮捕、実の兄弟が銃殺され死亡、21歳のときには目の前で親友を殺されるなど壮絶な思春期を送ってきた。ラッパーネームの「21」は、親友を亡くしたことをきっかけに、悪いことから足を洗う決意をした「21歳」という年齢から来ている。

本格的にラップを打ち込むと才能はすぐに開花し、自身の経験から来るリアルなリリックと癖になるフロウで評価を得る。2018年12月にリリースしたアルバム『I Am > I Was』の1曲目に収録されている『a lot』は、自分が失ってきた、そして得てきた多くのもの「a lot」を語った楽曲だ。

あっこゴリラ:額にナイフのタトゥーも入れているんですよね。それもそのバックボーンから来ているみたいで。やっぱりヒップホップって、バックボーンでかいですからねえ。ストリートのそういうものを体現しているスターが出てきた、それが21サヴェージだと思います。