引用元：日刊スポーツ
＜ニッカンスポーツ・コム／芸能番記者コラム＞
近年、芸能人の不倫がたびたび明るみに出ます。わざわざ名前を挙げませんが、次々と出現する不倫カップルたちが、バレた時のことを考えているとはとても思えません。家族だけでなく、仕事関係者やファン、世の中の信頼を裏切ることになり、途方もないほどの迷惑をかけることになると、普通は分かるはずなのに。
最近、話題の2人についても「なぜ」と思ってしまいます。特に女性については18年夏でしたが、2人が共演した映画の公開前に取材をしたことがあったので、なおさらです。当時の彼女は20歳。純朴で、まだ幼さも同居しているような印象でした。ただ、仕事にはとても前向きで、自信も芽生え始めているように感じたことを覚えています。
目標を聞くと「芝居に対してウソがない女優。つまり、ちゃんと感じて自分の内側から出てくる感情を取り繕うことなく正直に表現したい。直感も信じているので直感を大事に生きたい。作品を通じて誰かの力になれたらうれしいです」と、それまで、たわいもない話をしていたのに、堂々と、しっかりした口調で語った姿を思い出します。
当時は、これから伸びる透明感あふれる若い女優という評判を聞いての取材でした。純朴で、世間知らずの印象もあった彼女が、まさか…。当時はとても想像できませんでした。
子供の頃、勧善懲悪のテレビアニメや時代劇を見て、悪事は必ずバレる。報いを受けると学びました。今の時代、そんな作品が少ないのかもしれません。
