ラグビーW杯2023へ、ジョセフHCがさらなる進化を誓う

引用元:チケットぴあ
ラグビーW杯2023へ、ジョセフHCがさらなる進化を誓う

1月29日、ラグビー日本代表の記者会見が行われた。ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチが登壇し、『ラグビーワールドカップ2019』のレビュー、今後の日本代表強化方針、『W杯2023』に向けたロードマップについて語った。

ジョセフHCは「昨年チームが成し遂げたことは非常に栄誉に思うが、これからコーチとしてやるべきことはある。これからの4年間を思うとワクワクする。『W杯』の成功で日本ラグビーにいい効果が見られたが、継続していくことが大事」と前を向いた。引き続き日本協会との契約を続行した要因については「決断は難しくなかった。家族と離れて暮らさなければならないが、それは別のトピック。理由はシンプルにふたつ。ひとつは日本を愛している。選手のことも、日本人の考え方も、日本のことも。ふたつ目はこのまま継続していく責任を感じたから」とキッパリ。

強化のポイントについては「これから考えないといけないのは選手のウェルフェア。大会の仕組みを考えないといけない。選手がラグビーを離れる時間を確保し、リコンディショニングでき、最大限力を発揮できるようにしなければならない。今季の『トップリーグ』は1~5月開催と適正なスケジュールだと思う。選手は国内リーグを戦い、リコンディショニングを経て、6月、11月のテストマッチ期間に臨むことができる」と言及した。

会見前日、サントリーの松島幸太朗がシーズン終了後にフランス強豪ASMクレルモン・オーヴェルニュへ移籍するニュースが届いたが、指揮官は「選手のもっとレベルの高いところでやりたいという要求が強くなり、日本選手への需要も高まっている。松島がフランスへ行くというリリースが届いたが、今後も同様なことが起こるだろう。適切な選手が適切な選択をすることは、さらにレベルアップするためにいいこと」と歓迎した。

6月・ウェールズ戦、7月・イングランド戦の選手選考について「ここ3~4年で成長を遂げた選手がいるので、引き続き強化していく。それと同時に新しい選手も見ていきたい」と語り、新たに描く戦術については「4年前を振り返るとアンストラクチャー、キッキングゲームと口にしたが、選手たちが理解するまで時間がかかるし、自信を持って蹴る蹴らないを判断することが大事だとわかった。トニー・ブラウンと戦術はこれから固めていきたい」と口にした。

日本代表は6月27日(土)・エコパスタジアムでウェールズ戦、7月4日(土)・昭和電工スタジアム大分と11日(土)・ノエビアスタジアム神戸にてイングランド戦、11月14日(土)・スコットランド戦、21日(土)・アイルランド戦で海外遠征を行う。