妻夫木聡、昨年12月に生まれた第1子にデレデレ「一生見ていられる」

引用元:映画.com
妻夫木聡、昨年12月に生まれた第1子にデレデレ「一生見ていられる」

 [映画.com ニュース]直木賞作家・島田理生の小説を映画化した「Red」の完成披露上映会が1月29日、東京・新宿バルト9で行われ、主演を務める夏帆、共演する妻夫木聡が出席。「生まれ変わっても愛し続けるものは?」と問われると、夏帆は「ネコ」と即答し、妻夫木は「私事ですが、生まれたばかりのわが子ですね。一生見ていられる」とデレデレ。昨年12月に妻夫木の妻で、女優のマイコが第1子を出産しており、子煩悩ぶりを発揮していた。

 誰もがうらやむ家庭を持ち、恵まれた日々を送っているはずの村主塔子(夏帆)はある日、10年ぶりにかつて愛した男・鞍田秋彦(妻夫木)と再会。塔子の気持ちを少しずつほどいていく鞍田には、ある秘密があった。舞台挨拶には、夏帆と妻夫木に加えて、塔子に好意を抱く同僚を演じる柄本佑、塔子の夫にふんする間宮祥太朗、三島有紀子監督(「幼な子われらに生まれ」「繕い裁つ人」)が登壇した。

 「ビブリア古書堂の事件手帖」に続き、三島監督と再タッグを組む夏帆は「現場で戦ってきた姿を見ていたので、主演として呼んでいただき、監督の覚悟を感じた。これは生半可な気持ちじゃいけないと思い、私自身も覚悟を決めた」と回想。三島監督は「本当に難しい役だからこそ、誰が演じたら自分も見たいだろうと考えた」と起用の理由を明かし、「監督はいいお芝居を撮るのが仕事ですが、このキャストが集まると、たいしてやることもなかった」と出演者をたたえた。

 一方、妻夫木は「ずっと塔子を愛し、見守り続けることが大切だと思い、自分の考えを削除し、シンプルに取り組んだ」と役作りを語り、初共演となった夏帆については「本当にうそがない人」。初めて対面した夏帆の様子を「役にどうアプローチするかわからないと正直に吐露してくれた。(悩みが)顔にも出ちゃって」と明かすと、夏帆は「つかみどころがない役なので、見栄を張らずに、悩みをすべて妻夫木さんにぶつけてみようと思った」と告白。「最後まで戦っている姿がすばらしかった」(妻夫木)、「私がどんな状態でも受け止めてくださり、安心感があった」(夏帆)と互いに全幅の信頼を寄せあっていた。

 「Red」は、2月21日全国公開。R15+指定。