伝説の漫画のために…『T―BOLAN』が立ち上がった「湘南純愛組!」実写化ドラマのオープニング曲制作

引用元:中日スポーツ
伝説の漫画のために…『T―BOLAN』が立ち上がった「湘南純愛組!」実写化ドラマのオープニング曲制作

 4人組ロックバンド「T―BOLAN」が、2月28日から「アマゾンプライム・ビデオ」で配信されるオリジナルドラマ「湘南純愛組!」のオープニング曲となる新曲を書き下ろしたことが28日、明らかになった。タイトルは「俺たちのストーリー」。1990年代にミリオンセールスを含むヒット曲を多数生み出したT―BOLANだが、タイアップのために楽曲を制作するのは初めて。同じ時代に生まれた伝説の漫画とバンドが、2020年に初タッグを組んで新たな歴史を刻む。

 ドラマは藤沢とおるさんが94年から「週刊少年マガジン」(講談社)で連載した同名の青春ヤンキー漫画が原作。後に教師となる「GTO」の主人公・鬼塚英吉の原点を描く同作は、単行本が累計発行4500万部を突破する人気作だ。

 T―BOLANも、メジャーデビューした91年から約4年でCDの累計セールスが約1700万枚を記録。ドラマのチーフプロデューサーが昨年6月15日、T―BOLANのツアーファイナルを鑑賞した際、今も色あせぬ楽曲と4人のパフォーマンスに感銘を受け、90年代の最強タッグを想起した。

 「『青春』とは年齢のことを言うのではなく、心のありさまを表すもの。半世紀を生きて来た僕たちも、今なお心に『青春』を失わない大人でありたい。そんな事を思わせてくれるドラマですね」

 オファーを快諾したT―BOLANの森友嵐士(54)は、制作中の映像や台本を見て楽曲のイメージを膨らませていった。

「10代のころ、自分を探して必死でもがいていた心、譲れないたったひとつの答え、夢中で追いかけた恋心、駆け引きのない友情、純粋で本気だからこそぶつかり合うエネルギー、書き下ろしの新曲『俺たちのストーリー』にはそんな思いたちを詰め込みました」

 この新曲は、2月8日に埼玉県の羽生市産業文化ホールからスタートする全国ツアー(全23公演)で初披露される予定。また、劇中では「離したくはない」「すれ違いの純情」「じれったい愛」などの名曲も流れるといい、鬼塚役の俳優・寛一郎(23)は大興奮していたという。さらに主題歌(エンディング曲)として、バラードバージョンのセルフカバー曲「My life is My way 2020」を新たに制作した。