キャサリン妃、ホロコーストの生存者のポートレートを撮影

引用元:ELLE ONLINE
キャサリン妃、ホロコーストの生存者のポートレートを撮影

先週末、インスタグラムに2枚のポートレートを発表したキャサリン妃。「アウシュヴィッツ強制収容所が解放されてから75年経ったことを記念し、ホロコーストの生還者とその孫たちのポートレートを撮影しました」と綴っている。これはホロコーストの歴史教育や研修に取り組むイギリスの組織「ホロコースト・メモリアル・デー・トラスト」のプロジェクトの一環で今年後半に開催される写真展に出品される。

1枚目のモデルはスティーブン・フランクと孫のマギーとトリクシー。スティーブン・フランクは母や兄弟たちとオランダのヴェステルボルク通過収容所に送られ、そこからチェコのテレージエンシュタット強制収容所に移された。テレージエンシュタットには1万5,000人の子どもたちが送られ、生き残ったのは93人だけ。スティーブンと兄弟たちはその中の3人だった。 キャサリン妃、ホロコーストの生存者のポートレートを撮影 photo : courtesy of Kensington Palace via Instagram 2枚目はイボンヌ・バーンスタインと孫のクロエ。イボンヌはナチスを逃れるためにフランスで隠れて暮らし、その後、叔母と叔父と共に名前を変えながら各地を転々として暮らしたという。

インスタグラムには妃のコメントも。「私はこのポートレートをイボンヌとスティーブンにとって個人的なものにしたいと思いました。彼らが1940年代にイギリスにたどり着いてから築いてきた、家族や生活を祝福するものにしたかったのです。2人の家族は写真など、彼らにとって個人的な意味を持つ品々を持ってきてくれました。このプロジェクトに参加できたことをとても誇りに思います。そしてイボンヌとスティーブンの記憶がなんらかの方法で次世代に受け継がれ、残り続けることを祈っています」。この写真展は生還者の人生を祝福すると共に、ナチスの迫害を生き延びた経験を後世に伝え、今の世代がそれを忘れないように努力するきっかけを与える目的もあるという。妃のものを含め75点が出品される。 キャサリン妃、ホロコーストの生存者のポートレートを撮影 photo : courtesy of Kensington Palace via Instagram 2枚目はイボンヌ・バーンスタインと孫のクロエ。イボンヌはナチスを逃れるためにフランスで隠れて暮らし、その後、叔母と叔父と共に名前を変えながら各地を転々として暮らしたという。

インスタグラムには妃のコメントも。「私はこのポートレートをイボンヌとスティーブンにとって個人的なものにしたいと思いました。彼らが1940年代にイギリスにたどり着いてから築いてきた、家族や生活を祝福するものにしたかったのです。2人の家族は写真など、彼らにとって個人的な意味を持つ品々を持ってきてくれました。このプロジェクトに参加できたことをとても誇りに思います。そしてイボンヌとスティーブンの記憶がなんらかの方法で次世代に受け継がれ、残り続けることを祈っています」。この写真展は生還者の人生を祝福すると共に、ナチスの迫害を生き延びた経験を後世に伝え、今の世代がそれを忘れないように努力するきっかけを与える目的もあるという。妃のものを含め75点が出品される。 キャサリン妃、ホロコーストの生存者のポートレートを撮影 キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)GETTY IMAGES 写真が大好きで英国王立写真協会のパトロンも務めているキャサリン妃。これまでジョージ王子やシャーロット王女、ルイ王子を主役にした和やかな家族写真を披露してきたが、今回の作品はフォトグラファーとしてこれまでとは異なる一面示すものと言えそう。妃がポートレートに込めたメッセージを受け止めたい。