声優アーティストユニットDIALOGUE+ 田淵智也プロデュースアニソンカバーライブ「DIALOGUE+JAM」を開催【レポート】

声優アーティストユニットDIALOGUE+ 田淵智也プロデュースアニソンカバーライブ「DIALOGUE+JAM」を開催【レポート】

 デビューシングル「はじめてのかくめい!」のミュージックビデオがYouTubeにて37万回再生を突破し、豪華作家陣による提供楽曲で鮮烈なデビューを飾った声優アーティストユニット「DIALOGUE+」。その「DIALOGUE+」のメンバー8名がボーカルを担当した、田淵智也プロデュースアニソンカバーライブ「DIALOGUE+JAM」が2020年1月18日、池袋の新ライブハウスharevutaiにて開催された。

「DIALOGUE+JAM」ライブ写真を紹介 アニメコンテンツ関連楽曲の良曲をおすすめしていくべく立ち上がった「アニソン派!project」がサポートするライブイベント。アニソンライブでも活躍するバンドメンバーによる生演奏で、ボーカルを「DIALOGUE+」が担当し、「今聴くべきアニソン」をカバー披露していく。

 昼夜両部ともソールドアウトとなった本イベント。ファンで埋め尽くされた会場が暗転後、スクリーンにキャスト紹介が映し出され、バンドによるインスト演奏がスタートする。なんとそこに居たのはDIALOGUE+で楽器経験のあるメンバーたちで、ドラム・エレクトーン・エレキギター・ベースを見事に操ってみせた。バンドメンバーと入れ替わり、デビューシングルのカップリング曲「ダイアローグ+インビテーション!」が流れると、ファンも待ってましたと言わんばかりに熱が入る。この日はDIALOGUE+の面々は新衣装で登場し、デビュー時のフレッシュなイメージから一転、黒のドレスを基調にメンバーカラーをアクセントに添えた大人びた姿に。その出で立ちに歓声で迎え入れたファンに向けて1曲目を届け終わると、全員が挨拶を行なった後にこのイベントの趣旨を簡単に説明する。

 そしてトークもそこそこに、いきなりライブはフルスロットル態勢に入り、メンバー・ユニットが次々と入れ替わり立ちかわりで、TVアニメなどの人気楽曲を歌唱していく。それもただのカバーではなく、アニソンライブでも活躍するバンドメンバーの生演奏によってさらなる迫力を得たステージは圧巻の一言。楽曲のレパートリーも豊富で、「徒花ネクロマンシー」や「お願いマッスル」などアニメファンにはお馴染みで盛り上がる楽曲から、三森すずこのアルバム収録曲「星屑のカーテン」といった大人びた雰囲気のものまで、原曲へのリスペクトがこもった歌声を途切れなく届け、ファンにも休む暇を全く与えない構成となった。

 そしてライブ中盤には豪華なサプライズゲストも登場した。昼の部では、DIALOGUE+メンバーも出演する次世代声優育成ゲーム『CUE!』より、遠見鳴役の土屋李央と、夜峰美晴役の安齋由香里がステージに姿を現すと、思わぬ豪華ゲストに会場が沸き立つ。自らこのイベントへの出演を直訴したという土屋は高音キーが特徴的な「Relive」を歌いこなし、また安齋は自身が主役として出演した作品『RELEASE THE SPYCE』の主題歌「スパッと!スパイ&スパイス」で、流石のパフォーマンスを見せつけた。一方夜の部では、八木ましろ・菅まどかの声優デュオユニットGothic×Luckが登場。ピアノ弾き語りアレンジから始まったイントロに乗せて歌声を披露する宮原・飯塚に呼び込まれた2人は、「星をつなげて」を披露。最後には再度宮原・飯塚も加わり4人の歌声が響き渡る貴重なステージとなった。

 ラストはDIALOGUE+のオリジナルソングでライブの締めくくりにかかる。この日初披露となった、ミニアルバムに収録される田淵智也作詞・作曲、佐藤純一編曲の「好きだよ、好き。」、そしてデビューソング「はじめてのかくめい!」の2曲を披露し、会場のボルテージを最後まで上げ続けた。全ての曲を歌いきったメンバーは、全員で「本当に本当にありがとうございました」と叫び、熱狂のライブの幕を下ろした。そんな彼女たちは、2月8日(土)にsora tob sakana主催の音楽フェス「天体の音楽会 Vol.3」への出演も決定。現在チケット発売中とのことで、今からでも気になった方は是非足を運んでみてはいかがだろうか。

● DIALOGUE+JAM【開催概要】
開催日:2020年1月18日
昼の部:開場14:00 / 開演 14:30 終演16:00
夜の部:開場 17:30 / 開演 18:00 終演19:30
会場:池袋harevutai