十三世片岡仁左衛門二十七回忌 一門が参列、十五代目「お役受け継ぎ父の足元に少しでも近づきたい」

引用元:中日スポーツ
十三世片岡仁左衛門二十七回忌 一門が参列、十五代目「お役受け継ぎ父の足元に少しでも近づきたい」

 歌舞伎俳優十三世片岡仁左衛門の二十七回忌法要が28日、東京・池上本門寺で営まれ、長男片岡我當(85)、次男秀太郎(78)、三男十五代目仁左衛門(75)ら一門が参列し、2月に控えた追善狂言の成功などを墓前で祈った。

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 重要無形文化財保持者でもあった十三世は1994年3月26日に90歳で亡くなった。東京・歌舞伎座「二月大歌舞伎」(2月2~26日)で十三世の最後の舞台となった「八陣守護城」などが二十七回忌追善狂言として上演される。

 墓参りを終え、十五代目仁左衛門は「兄弟がそろって法要ができて父も喜んでいると思いますが、一番喜んでくれるのは、興業を当てること。父がのこしたお役を受け継いで、父の足元に少しでも近づきたい」と話していた。