「さよならを言うのはつらすぎる」アリシア・キーズ、グラミー賞でコービー・ブライアントを追悼

引用元:ELLEgirl
「さよならを言うのはつらすぎる」アリシア・キーズ、グラミー賞でコービー・ブライアントを追悼

1月26日(現地時間)朝、元ロサンゼルス・レイカーズの選手でバスケットボール界のスーパースター、コービー・ブライアントがヘリコプターの墜落事故で亡くなった。同乗者10名も亡くなり、その中には彼の次女で13歳のジアナも一緒だった。ロサンゼルスも音楽界も悲しみに暮れる中、レイカーズの本拠地であるロサンゼルスのステープルズ・センターでグラミー賞授賞式が開催された。

【写真】2019年に亡くなった著名人を偲ぶ、追悼アルバム

オープニングでアリシア・キーズはブライアントに対する追悼のメッセージを発表。「音楽界で最大の夜、私たちはここに最高のパフォーマンスをしたアーティストたちを祝福するために集まりました。でも正直に言って、私たちは今とてつもない悲しみを感じています。今朝、ロサンゼルス、アメリカ、そして世界がヒーローを失ったからです。私たちはまさにコービー・ブライアントが建てた家に、打ちひしがれた心で立っているのです」。グラミー賞授賞式の会場となったのはコービーが愛した所属チーム、ロサンゼルス・レイカーズの本拠地。彼はここで数多くの名プレーを披露した。 「さよならを言うのはつらすぎる」アリシア・キーズ、グラミー賞でコービー・ブライアントを追悼 photo: Getty Images その後ボーイズIIメンと彼らの楽曲「It’s So Hard to Say Goodbye to Yesterday」を歌ったアリシア。「家族の皆さんに私たちの力と支えを贈ってください。このような形で授賞式を始めるなんて全く想像しませんでした。絶対に。ですから私たちが今感じていることを表すために何かをしたい」と歌を選んだ理由についても。「It’s So Hard to Say Goodbye(さよならを言うのはつらすぎる)」という歌詞はコービーとジアナの突然の悲劇的な死に直面した、世界中の気持ちを伝えるのにふさわしいものだと語った。

「ここに来た目的を果たしましょう。幸せなときも困難に直面したときも私たちは団結する、そのことを知ってください。私たちは共に歌い、共に笑い、踊るのです。そして共に泣くのです。団結し、そして愛し合うのです」「私たちを1つにする力を持つもの。それは音楽です。この世界で最も癒しの力を持つものです」。 「さよならを言うのはつらすぎる」アリシア・キーズ、グラミー賞でコービー・ブライアントを追悼 photo: Getty Images バスケットボール選手としてだけではなく、ロールモデルとして多くのセレブたちから尊敬を集め愛されてきたコービー・ブライアント。ロサンゼルスのホームレスを支援する活動や女子バスケットボール選手の育成など、様々な分野で大きな功績を残した。改めて安らかな眠りを祈りたい。