【知りたい】Novelbright、この5曲を聴いてハマれ!

引用元:rockinon.com
【知りたい】Novelbright、この5曲を聴いてハマれ!

路上ライブで大きな注目を集め、2020年大ブレイクの期待が高まるNovelbright。大きな夢を原動力にまっすぐなメッセージを放つNovelbrightの魅力は、一度聴いたら忘れられない歌の力とキャッチーな楽曲にすべて詰まっている。まだ彼らに出会っていないあなたへ、気になっていたあなたへ、まず聴いてほしい5曲を選んでご紹介。なお、最新曲“ランナーズハイ”以外の楽曲は、YouTubeなどに路上でのアコースティックライブの動画がたくさんあがっているので、そちらもぜひ探してみてほしい。無加工の生の実力に驚かされるはずだ。(後藤寛子)

①Morning Light
2017年リリースのミニアルバム『Chandelier』収録の楽曲で、のちに初の全国流通盤ミニアルバム『SKYWALK』にも再録された。ソリッドなギターリフで始まるアップテンポなナンバーで、《Wo…》と歌うコーラスをオーディエンスとかけ合うのがライブの定番。ライブハウスであれ、路上であれ、ライブを主戦場にするNovelbrightらしく、オーディエンスと共有し、「相手」がいてより輝く楽曲だ。それは歌詞もそう。《なに一つ報われなくて/劣等感と虚しさが同時に押し寄せてくる/そう言ってその身を引くような/あなたにはなってほしくないと願うだけ》と強く訴えかける歌い出し、そして《いつだってお前の味方はここにいるんだよ》という熱いメッセージが、聴き手の胸にダイレクトに刺さる。

②Walking with you
『SKYWALK』に収録された楽曲で、のちに路上ライブ動画などを通してNovelbrightの名前を広く知らしめ、YouTubeでは2020年1月27日時点で367万回再生を記録している。なんと言っても、《数え切れないほどの想いを/今ならきっとあなたに届くように叫ぶよ》と、歌で始まるインパクトがすごい。竹中雄大(Vo)のハイトーンボイスが響きわたり、その声の力で、一瞬にして耳と心を掴まれてしまう。そして、ストレートなバンドアレンジでメッセージのピュアさを加速させて辿り着くラスト。サビのメロディと並走するように鳴きまくるギターソロと、《We can do it.》と断言して終わるエンディングの爽快さが癖になる。

③また明日
こちらも『SKYWALK』に収録されたバラード。必聴ポイントのひとつは、イントロで聴ける雄大の口笛だ。ピアノの旋律と寄り添う凜とした口笛の音色の美しさは、さすが世界大会優勝者。そして、熱血なイメージだけでなく、切ないラブソングもNovelbrightの真骨頂であることがひしひし伝わってくる。
《これからの将来の話になると/僕はいつも口を噤んでたね/切り出せる勇気が無くて/君を悲しませた/頼りない僕でごめんね》と、リアルな感情を切り取りながら、《また明日って言えることがこんなにも幸せなんだと/気づかせてくれたのはあなただった》と、誰しもに寄り添う普遍的な想いに辿りつくところが彼ららしい。

④拝啓、親愛なる君へ
大きな話題となった「崖っぷちどチクショー路上ライブTOURー~アコースティック CD リリースツアー」を経て、2019年9月にリリースされた全国流通盤ミニアルバム『「EN.」』収録の楽曲。観客やリスナーが増えていった実感が反映されてか、ストリングスやピアノなどを取り入れた重層的なアレンジがメロディを彩り、キャッチーさと訴求力が格段にレベルアップした。《嗚呼 歓びの歌此処で歌うから/ため息も全部空へ消えていくよ》とポジティブを結晶化したような歌声と歌詞もその強さを増し、これぞNovelbright!という印象を確立させた一曲と言える。

⑤ランナーズハイ
アサヒスーパードライWEB 限定CMソングとして書き下ろされた、本稿執筆時点での最新曲。1月5日に配信リリースされ、当日はApple Musicでトレンド入りを果たすなど、2020年早々に大きな注目を集めた。初のタイアップにもかかわらず、疾走感溢れるバンドサウンドにまっすぐなメッセージを乗せた楽曲はNovelbrightらしさ満点。背伸びも強がりもない等身大の彼らのままで、さらに広い世界で戦えることを軽々と証明してみせた。《散々息を切らして駆け抜けて/汗を流して手を取り合ってきた/どこまでも高く飛べ》という歌詞が、今まさに未来へと走り出している彼ら自身とリンクするよう。その道のりでNovelbrightというバンドがどんな光景を描き出すのか、ますます楽しみだ。 rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)