“おバカタレント”から“名参謀” 巨人・元木ヘッド、原監督からのコーチ依頼は「ドッキリかと思いました」

引用元:スポーツ報知
“おバカタレント”から“名参謀” 巨人・元木ヘッド、原監督からのコーチ依頼は「ドッキリかと思いました」

 27日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・正午)に、巨人の元木大介ヘッドコーチ(48)と、妻の元日本テレビアナウンサー・大神いずみ(50)が出演した。

 昨シーズンから巨人のコーチとなり、今季はヘッドコーチの大役を担う。33歳で現役を引退してから、再びユニホームを着たいとの思いがずっとあったという元木コーチ。「2年、3年は(バラエティー番組などに)出ないで待ってましたが、(コーチ依頼の)話が来ないので」、バラエティー番組に出演するようになり、巨人時代のチームメートでもあるタレント・長嶋一茂(54)らとともに活躍していた。

 それだけにコーチ就任の話をもらった時は「ドッキリかと思った」。巨人・原監督から「『力を貸してほしい』と言っていただいたんですが、LINEが来たときは最初、ゴルフの誘いかと思って」と元木コーチ。大神ら家族に相談することなく即OKの返事をした。「家庭で相談して答えを出さないといけないんですけど、それも忘れて今の間に返事しとかないと、またユニホーム着られないんじゃないかと思って、すぐ返事しました」と笑った。

 「(ネットなどで)あんなおバカタレントでコーチが出来るのかって書かれたりして、それもなんとか見返してやろうという気持ちもあった」と明かした。

 現役を引退した直後に長男が生まれているため、コーチ就任で「子どもも野球をやっているので、ユニホーム姿を見せられて『お父さんジャイアンツの人だったんだ』って。(野球のアドバイスにも)『ジャイアンツの人が言ってるんだ』って思ってもらえたら」と、父としての思いを語った。

 長男は元木コーチが日本代表監督を務めた「カル・リプケン12歳以下世界少年野球大会」で優勝、MVPを獲得するなど父の背中を追っている。

 また、結婚の際に巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(83)=報知新聞社客員=に仲人をつとめてもらった際のエピソードも告白。「最初に僕、一茂さんに頼んだんです。新聞が何を間違ったか長嶋さんが仲人って1面に出しちゃったんですよ、僕、何も言ってないのに。それで、すみませんって謝りにいったら『やってやるよ』って言ってくださって」。これに黒柳徹子(86)は思わず「いい方ですね、長嶋さん」と驚いていた。

 さらに「すぐ一茂さんに電話して『長嶋さんがやってくれるって…』と言ったら、『それはオヤジの方がいいよ』って言ってくださって、本当に一茂さんには申し訳ないなと」と話すと、黒柳は「一茂さんもいい方ですね。本当にラッキーでしたね」と返していた。 報知新聞社