西山が里見を破って女流3冠に 参加資格棋戦を“全冠制覇”

引用元:スポーツ報知

 将棋の第9期女流王座戦5番勝負第4局が4日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、後手の挑戦者・西山朋佳女流2冠(24)=女王、女流王将=戦が里見香奈女流王座(27)=女流名人、清麗、女流王位、倉敷藤花=に勝ち、対戦成績3勝1敗で自身初の女流王座を奪取し、女流3冠となった。

 女流7大タイトルを2人で分け合う両者による頂上決戦。西山は棋士養成機関「奨励会」の会員でもあるため、参加資格のある女流棋戦は女子オープン(タイトル称号は女王)、女流王将戦、女流王座戦の3棋戦のみ。個人としての“全冠制覇”となった。

 里見は女流4冠に後退。西山を相手に女子オープン、女流王将戦、女流王座戦とタイトル戦3連敗を喫した。

 タイトル戦には過去46期登場し、38期を獲得してきたが、同じ相手に3度敗れたのは初めてのケースとなる。

報知新聞社