世界的人気のボードゲーム「カタン」がスマホ移植へ。その内容は位置情報ゲーム?

引用元:マグミクス

 ドイツ生まれの名作ボードゲーム『カタン』が、『CATAN-World Explorers』という名前の位置情報ゲームとして、スマートフォン向けに開発されていることが発表されました。

【画像】世界で大ヒットのボードゲーム「カタン」とは?(5枚)

 ボードゲーム『カタン』は1995年にドイツで誕生。マス目が振られた「カタン島」を舞台に、プレイヤーはさいころを振ることで資源を獲得し、交易や建設などを行います。最終的にポイントを10点獲得した人が、そのゲームの勝者です。

 自分が振ったさいころの目は、プレイヤー全員に影響を与えます。さらに、カタンの勝敗を決めるのは、さいころの出目だけではありません。

 一発逆転の可能性を秘めたカードをどのタイミングで使うのか。資源獲得を邪魔する「盗賊」というキャラクターが、どのように動くのか。シンプルに遊べるけれど、非常に戦略性の高いゲーム。それがカタンの魅力であり、世界中のプレイヤーに愛される理由です。

 2019年10月よりTV放送がスタートし、世界のボードゲームが次々登場するアニメ『放課後さいころ倶楽部』。その原作マンガでも「カタン」が登場します。登場人物の1人・大野翠(みどり)がバイトをする『さいころ倶楽部』の店長が、ボードゲームに魅了されたきっかけ。それがカタンでした。

 スマートフォンゲーム『CATAN-World Explorers』は位置情報ゲームとして遊べる内容といいます。「位置情報ゲーム」といえば、有名なのは『Ingress』のような、プレイヤーが実際の地図情報を使って陣取り合戦をするゲームです。最近であれば、『ポケモンGO』や『ドラゴンクエストウォーク』も、なじみが深いでしょう。同ゲームは実際に、『Ingress』『ポケモンGO』を手がけたナイアンティック社が開発協力に関わっているとのこと。こうなってくると、ゲーム自体のクオリティにも思わず期待がかかってしまいます。

 公式ホームページでは、「仲間同士でチームを組み、道路を建築して開拓地を広げながら、ポイントを獲得し勝利を目指す」とあります。他プレイヤーとの取引もできるなど、リアルを舞台に、カタンの世界観をそのまま遊べるようです。

 公式サイトでは、現在事前登録が進められています。ただし、日本語表記はなく、日本にいつ提供されるかもわかっていません。それでも、臨場感たっぷりにカタンを楽しめる日が来ると考えると、楽しみで仕方ありません。

サトートモロー